くらし

【着る服、着ない服の分け方編】こんどこそ捨てられるように! いる・いらないの即決術。

服があふれるクローゼットを何とかしたい。シンプルライフアドバイザーの金子由紀子さんが、イラストレーターの田中ひろみさんの悩みを解決します。
  • 撮影・岡本 潔 文・大澤千穂

着る服・着ない服の分け方

(左)金子由紀子さん シンプルライフアドバイザー「物の量と状況さえ把握できれば 捨てる捨てないの判断は簡単。」(右)田中ひろみさん イラストレーター、文筆家「服も物も見ると買ってしまう。 でも捨てるのは大の苦手。」

生活スペースは物が少なく快適でも、収納スペースには物がぎっしり。田中ひろみさんもまた、年々増える持ち物の管理に頭を悩ませる一人だ。

「特に洋服は大問題。気に入ったら即買うし、着なくてもいつか着るかもと思って手放せない。片づけなければとわかっているけど、一人では無理!」
そんな田中さんの救世主となるのが、シンプルライフアドバイザーの金子由紀子さん。春夏秋冬の洋服がひしめくクローゼットの前で状況をチェック。

「体形が変わって着られなくなったものが多いんです。あと3キロ痩せたら着たいと思うのに痩せられない」
と、しょげる田中さんに、「わかります!」と頷く金子さん。

「では、あまりタイトすぎず、これからの季節に活躍するものを選んでいきましょう。まずは手持ちの洋服を長さ順に並べ直します。裾のラインが揃うと一気にすっきりと見えますよ」

右から順にワンピースやコート、左のほうにボトムスとトップスを並べる。
「この時ハンガーの向きを揃えるだけで、かなりの省スペースになります」

活躍中の服、いつか着る服、いらない服。 3つに分けて選びやすいクローゼットを作る。

(1)丈の長い順に服を並べ直して、ハンガーの向きを揃える。

丈ごとに服を並べ直すことで服の下に新たな収納空間が。「そこを小物置き場にしても。ハンガーの向きが揃うと服のカサが減ります」(金子さん)

(2)何をどれだけ持っているか確認。類似した服や未活用の服を探す。

タグが付いたままの新品を発見。「買ったことすら忘れていました!」と田中さんもびっくり。
似た色や形の服も。4枚あった紺のカシュクール型トップスは着心地のよい1着を残してほかは処分。

(3)服を1軍、2軍、戦力外に仕分け。本当に必要な服を見極める。

活躍中の1軍、いつか着たい気持ちの残る2軍と不要な戦力外。田中さんの1軍服はほんの数着だったことが判明。

(4)戦力外をクローゼットの外に出す。(一時保管・捨てる・売る)

外へ出した戦力外の服は、すぐに捨てずに一時保管してもいい。上質な品は修繕する、リサイクル店に売るという手段も。
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