川津幸子さん直伝、手際よくおいしいものを作るために役立つこと。
「100文字レシピ」の生みの親、川津幸子さんに教わる料理の基本。省いてよい手間、よくない手間、道具や準備などについて聞きました。
撮影・青木和義 スタイリング・綾部恵美子 文・新田草子
必ずストライクゾーンに味が決まる。急いでいるときこそ、きちんと計量を。
急いでいると、調味料も目分量で入れてしまいがち。でも、私は必ず計ることをおすすめしています。適当に入れてしまうと、「多いかも」「いや少ないかな」と何度も味見することになって、時間もかかるし、味も決まらない。けれどきちんと計れば絶対ストライクゾーンに入りますから。結局、そのほうが早道なんです。
手が届くところに計量スプーンを置いておけば、計るのは苦になりません。大さじと小さじがそれぞれ複数あると、使ったものを洗ってまた使うという面倒な手間が省けます。よく使う砂糖や塩などには、計量スプーンを入れっぱなしにするといいですよ。
私自身いつも計量していますし、何より計量スプーンが好きなんです。海外のキッチン用品店で、大さじ11/2や小さじといった半端な容量まで揃っているような変わったセットを発見すると、つい買ってしまいます。
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