カリフォルニア・セントラルコーストの旅②
文・斎藤理子
オーナーは、ポール・ヴァン・ビューデンさん。ご両親が1968年にオープンさせたこの店を受け継ぎ、地元産の新鮮きわまりないシーフードにこだわった料理を提供しています。
まず楽しみたいのは、地元産のオイスター。モロベイの海は潮の満ち引きが激しいため、身が締っていて味が濃いものになるのだそうです。獲れたての生牡蠣はプリップリ。文字通りミルキーで濃厚な味わいです。つるりと喉を通り、際限なくいくつでも食べられてしまう美味しさがたまりません。
やはり地元産の、身が大きくふっくらとしたムール貝やアサリは白ワイン蒸しで。きりっと冷やしたパソロブレス・ワインとの相性は抜群です。朝獲れのロックフィッシュ(カサゴの1種)はムニエルで。シンプルな味付けですが、身がはじけそうなくらい新鮮で滋味深い味わいの白身魚に、余計なソースは不要です。
お洒落な盛りつけや高級なインテリアはありませんが、目の前の海とモロロックを眺めながらの食事は、モロベイならでは。リラックスした素敵な時間が過ごせます。
サーフィン、カヤック、パドルボート、フィッシング、ハイキング、マウンテンバイク、ロッククライミング、デューン・バギーなどさまざまなスポーツが体験できるのも、モロベイの大きな特徴です。
自然が豊かなモロベイは、アシカやアザラシ、ラッコなど海洋生物の宝庫。カヤックで海にでれば、そんな生き物たちを間近に見ることができます。温暖な気候なので冬でも楽しめるカヤッキングは、ぜひ体験したいことのひとつ。魅力にあふれたモロベイを堪能するためにも、1泊はしたいところです。
〈ハースト・キャッスル(Hearst Castle)〉
http://hearstcastle.org/
〈モロベイ(Morro Bay)〉
〈ダッチマンズ・シーフードハウス(Dutchman’s Seafood House)〉
http://dutchmansseafoodhouse.com/
[取材協力]
〈カリフォルニア観光局〉
〈Visit San Luis Obispo County〉
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