カリフォルニア・セントラルコーストの旅①
文・斎藤理子
オーガニックレストランで
メイーカーズ・ディナー体験。
パソロブレスは小さな街ですが、ワイン・カントリーだけあり、食に対する意識もかなり高いようです。ダウンタウンには、地産地消やオーガニックにこだわったレストランが多く、いわゆるアメリカン・ダイナー的な店はあまり見受けられません。
「Thomas Hill Organics(トーマス・ヒル・オーガニックス)」もそんなこだわりの店のひとつ。ビストロスタイルの気楽な雰囲気の中、地元ワインと共に、パソロブレス産のオーガニック食材を軽やかに仕上げた料理が楽しめる、地元でも人気のレストランです。
メニューの料理名には生産者名や生産地が記載され、誰がどのように育てた肉や野菜なのか、どこでどうやって獲った魚介なのかがわかるようになっています。素材の味を活かすためにシンプルな料理法のものが多く、ヘビーな食後感が残らないのが嬉しいかぎり。
ここで、パソロブレスの「VINA ROBLES(ヴィナ・ロブレス)」、「Opolo Vineyards(オポロ・ヴィンヤーズ)」、「J・LOHR(ジェイ・ロー)」という3つのワイナリーの生産者を囲んだワインメーカーズ・ディナーを体験させてもらいました。どれもそれぞれ個性的な美味しさがあり、パソロブレス・ワインの実力を体感することができました。
それぞれのワイナリーではテイスティングももちろんできるので、ワイナリーツアーに組み込んでもらうことをおすすめします。ちなみにパソロブレスのワイナリーでのテイスティングはだいたい10〜15ドル。ナパなどに比べるとかなり低価格なので、お得感も満点です。
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