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【科学で分析、運を呼び込む行動学】日常生活で実践できる運を呼び込む“TO DO”リスト vol.1

「機嫌の悪い店員がいたらどうする?」「私抜きで幼馴染たちが旅行に行っていた……」こんなときどうする? 選択が幸運を引き寄せる、その鍵は脳にありました。脳内科医の加藤俊徳さんに聞く、脳と運の仕組みと、運を呼び込む“TO DO”リスト!

撮影・中島慶子 イラストレーション・いいあい 文・板倉みきこ

中学時代から、脳の仕組みを考え続けてきた脳内科医の加藤俊徳さんが提唱する、運を呼び込む行動学。読者の方からの質問に答えながら、より具体的な方法を教えていただきましょう。

【科学で分析、運を呼び込む行動学】日常生活で実践できる運を呼び込む“TO DO”リスト vol.1

加藤俊徳(かとう・としのり)さん 脳内科医。医学博士、「加藤プラチナクリニック」院長、「脳の学校」代表。最新刊は『1万人の脳を見た名医がつきとめた 機嫌の強化書』

古賀及子(こが・ちかこ)さん エッセイスト。令和のエッセイブームを牽引する一人と評される。著書多数。近著は『私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている』(晶文社)

CASE 1:初めて入ったお寿司屋さんで、店主の機嫌があからさまに悪い。私はどうしたらいいでしょう?

【科学で分析、運を呼び込む行動学】日常生活で実践できる運を呼び込む“TO DO”リスト vol.1

TO DO:
人の機嫌の悪さに脳は影響されるもの。さっさと店を出て自分を守りましょう。

古賀及子さん(以下、古賀) 私、機嫌が悪い人は本当に苦手です。機嫌が悪いというのは、ある種の攻撃だと思っています。だから、攻撃されたらすぐ逃げる。こういう店に遭遇したら、すぐ出ることにしています。

加藤俊徳さん(以下、加藤) とてもいい反応です。時間は有限ですし、全ての時間が貴重。機嫌の悪い店主のいる店で食事する時間が、あなたにとってどんな時間になるか……。

古賀 時間がもったいないですね。

加藤 そうです。それに、人間の脳は鏡のように他人の脳と影響し合い、絶えず変化していくもの。機嫌の悪い人のそばにいれば、こちらの脳も引っ張られます。僕は、機嫌が悪い人がいると100mほど先でも察知して避けるほどです。

古賀 嫌な感情に影響を受ける前に、見極めて回避するって大事ですよね。ただ、人の感情を察知しすぎて疲れてしまう、繊細な人もいるかもしれません。

加藤 機嫌が悪い人は、実は脳の働きが悪い人なんです。その人自身が抱えている問題点、困りごとがあるせいで機嫌が悪いんだと考えるべきです。相手の機嫌に左右されやすい人は、脳の中で他人感情と自己感情に境界線を引いていない。だから他人の感情など周囲の環境に振り回されやすい。古賀さんみたいに、機嫌が悪い人からは回避する、という基準を決めておけば、脳は迷わず行動を選択できるようになります。それが脳科学が導く、自分の運を悪くしない方法です。

CASE 2:幼なじみグループが、私抜きで、私に知らせることなく旅行に行っていた。それを又聞きで知ってしまったのですが、今後、彼女たちにどう接すれば……?

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TO DO:
新しいグループで交流してみることで、ネガティブな感情から解き放たれます。

古賀 とても切ない状況ですね。元気出してほしいです。でも、私はこういう状況にけっこう強いです。実際何回か経験していますが、そんなにあちこち出歩きたくないから、誘っていただかなくて大丈夫だし、友だちからマメに連絡がなくても気にならないんですよね。

加藤 僕もそうです。学生時代からハブられることはよくありました(笑)。この人に必要なのは、脳を切り替えること。幼なじみグループの中だけで生活しようとするから苦しいのです。孤独を感じると、自分を不運に思いやすくなります。そうならないために、新しいグループに入ってみることをおすすめします。集まりが違えば、価値観もフィロソフィーも変わるので、脳が活性化されます。また、視点が変わるので、幼なじみグループとの関係性も変わり、自分の運が削られたように思わなくなるでしょう。

古賀 確かに。大人になってから友だちを作ることの刺激や深みってありますよね。

CASE 3:先輩風を吹かせて、職場の後輩に教えたことが間違っていることがわかった!自分の立ち位置を維持しつつ、どう真実を伝えたらいいでしょう?

TO DO:
さらっと謝って訂正できる柔軟な関係性を構築するほうが、運を味方にできます。

古賀 後輩に軽んじられないか心配で、迷ってしまっているんですね。

加藤 これは、脳科学的な開運の視点で考えると深刻なレベルですよ。

古賀 え、そんなに大事なんですか?

加藤 風通しのよさというか、脳の柔軟さは運の良し悪しにとても影響しています。この程度の話で、自分の間違いを後輩に伝えられないというのでは、脳の使い方に柔軟性がないと思います。

古賀 プライドの問題でしょうか。

加藤 プライドの高さや低さというより、何を自分が大事に思っているか。自分軸をしっかり持つことが大事です。自分が大事に思っている領域が明確だと、些細なことにこだわらなくなり、脳にゆとりが生まれます。特に職場は、組織全体の業績アップが最大の目的ですから、後輩にどう思われるかより、目的のために必要な行動をとると割り切りましょう。

CASE 4:デパ地下のお弁当売り場で、お目当てのお弁当が最後の1個。同時に手を伸ばしてきた年配の女性と睨み合うはめに。どうしたらいい?

【科学で分析、運を呼び込む行動学】日常生活で実践できる運を呼び込む“TO DO”リスト vol.1

TO DO:
瑣末で無駄な争いは、脳を疲弊させる素。さっと身を引くことでエネルギーを温存。

加藤 まさにこの状況が先日ありました。スーパーで美味しそうな刺身が半額になっていて、僕が眺めていたんですが、すごい勢いで隣の人がシャッと取り上げた。

古賀 譲るのが開運行動なんですか?

加藤 そうですね。そこで興奮して争うと、脳のエネルギーを使ってしまいます。僕はもっと自分の本筋にエネルギーを注ぎたいです。また、争ってもし勝ったとしても、相手の不機嫌な思いを受けることになる。最初に登場した不機嫌な寿司屋の店主と同じで、マイナスな感情は脳に伝播するのでできるだけ避けたいです。

古賀 わかります! 私も戦いたくないから、混んでいるフードコートに行かないって決めています。フードコートの席取りの戦いって熾烈じゃないですか。あれだけで脳が疲弊してしまいます。

加藤 自分の脳が何が苦手で、どういう行動が脳を疲弊させるか。自らの指針をベースにうまく回避できるといいですね。

『クロワッサン』1156号より

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