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マニア・ふなっしーが語る、一期一会の「刀」の魅力

刀剣を深く愛するふなっしー。その奥深い魅力と、買ってよかった刀を紹介します。

撮影・青木和義 文・嶌 陽子 構成・堀越和幸

岡山県「備前長船刀剣博物館」のPR大使に任命されたふなっしー。同館で今秋開催された特別展『刀剣は人を救う~ふなっしーの刀剣展~』ではコレクションの一部を披露した
岡山県「備前長船刀剣博物館」のPR大使に任命されたふなっしー。同館で今秋開催された特別展『刀剣は人を救う~ふなっしーの刀剣展~』ではコレクションの一部を披露した

⻑船橋(おさふねはし)
岡山・備前長船の刀工・安藤広康さんに作刀を依頼した太刀。東京国立博物館で見て惹かれた南北朝時代の〈福島兼光〉の写し。「長船と船橋をつなぐ意味で長船橋と名づけたなっし」

⼩林康宏(こばやし・やすひろ)⼑匠の⼑
美術品としてよりも“切れる刀”を追求した、現代刀匠の小林康宏さん(故人)による刀。その切れ味から〈斬鉄剣〉と呼ばれた。「重さや厚さが普通の刀の1.5倍はあるなっし」

陸奥守忠吉(むつのかみただよし)
江戸期を代表する肥前国(現在の佐賀、長崎)刀匠・陸奥守忠吉による脇差し。「小糠肌と呼ばれるキラキラした地金模様が美しいなっし。400年前の刀と思えないほどきれいなっし」

連載「悩み相談室」でもたびたび話題に出るのが、ふなっしーの刀剣愛。そもそも刀に興味を持ったきっかけは?

「5年前のコロナ禍の時、暇になったので好きな歴史系のYouTubeを見ていたら、徳川家を祟る刀とされている“妖刀村正(ようとうむらまさ)”の伝説が気になり始めたなっし。村正っていう刀は本当にあるのかなと思って調べていたら、ネットオークションで売られていて、つい入札したら落札してしまったなっし〜」

後に鑑定に出したところ、その刀は〈村正〉ではなく、別のものだったと判明。けれどそれ以来、刀剣に魅入られるようになり、知識も深めていった。

「卑弥呼の時代に鉄製の武器が広まり日本統一を促して以来、刀は願い事を叶えるために神社に奉納されてきたことや、平安時代から美しいものと認識されていたことなど、知れば知るほど面白くて、刀の歴史は日本の歴史そのものだと思ったなっし」

刀剣店にも足を運んで少しずつ買い集めた刀は、気づけば100振りに。自宅に作った“刀部屋”で、手入れをしながら刀を鑑賞するのが癒やしの時間だ。

「地鉄(ぢがね)と呼ばれる表面の模様が海や星空のように見えたり、刀を見るといつも大自然を感じるなっし。同じ刀でも自分の気持ちによって見え方が変わるから、何度見ても飽きないなっし〜」

刀剣が錆びないよう、日々大切に手入れしているふなっしー。好きなものを買い集めているものの、自分の所有物という感覚はないのだという。

「刀は古来、人々が大切にし、次の世代につなげてきたバトンのようなものなっし。ふなっしーも絶対に粗末に扱わず、未来へと手渡すためのお手入れ係として頑張りたいなっし!」

『クロワッサン』1155号より

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