西田尚美さんの、2025年買ってよかったものは?
撮影・天日恵美子 スタイリング・井口さおり ヘア&メイク・吉川陽子 文・嶌 陽子
1. 〈コムデギャルソン ガール〉のバッグ
アーティストの山瀬まゆみさんが1点ずつハンドペイントを施したバッグ。「合皮なので軽く、濡れてもさっと拭けば大丈夫。気軽に使えるのですごく便利です」
2. 〈ハイク〉のシューズ
もともと形が好きだというチロリアンシューズ。「プレーンなタイプも持っていますが、今年は厚底が気分だなと。ワンピースや太めのパンツに合わせたいです」
3. 〈スローン〉のカシミヤニット
ニットは大好きなアイテム。「このブランドのものは初めて買ったのですが、とても暖かくて、肌触りも気に入っています」。赤のクルーネックも同時に購入。
「豊かな日々を想像できたら、買ってよしのサイン」
「このバッグ、すごく便利なんです。ちょっとした外出にちょうどいいサイズだし、合皮なのですごく気軽に使えます。間違いなく、2025年買ってよかったと思えるもののひとつですね」
〈コムデギャルソン ガール〉のバッグを手にそう話す西田尚美さん。ほかにもニットや靴、絵やうつわなど、今年買ったものについて愛情を込めて教えてくれた。買い物は昔から好きだが、最近は買い方が変わってきたという。
「昔は可愛い! と思ったら、すぐに買ってしまうことも。それに比べて、最近は厳選するようになった気がします。本当にそれが必要かどうか、何度も自問自答するようになりました。お店で見て気に入ってもすぐに決めず、家に帰って考えることも増えましたね」
ネットで買う時は、事前に実店舗で実物を見るようにしたり、記載されているサイズをメジャーで確かめたりするなど、西田さんの買い物ぶりには見習いたくなる点がいっぱいだ。
「人生の折り返し地点を過ぎて、ものがたくさんあっても体は一つしかないんだなとあらためて思ったんです。何か一つ手に入れたら、一つ手放すようにすることも意識しています」
そんな中、便利なものや心を満たすものを買えた時の喜びはやっぱり格別。今回紹介してくれたもののほか、最近では旅先で見つけた調理用のターナーがそうだったと話してくれた。
「ちょうどよい硬さや厚みで、餃子を焼く時などに大活躍。ささやかなことですが、そういう買い物ができた時はすごくうれしいですね」
一方、家族や友人への贈り物を買うことも昔から大きな楽しみの一つだ。おいしいと思ったものを親しい人が出演する舞台の差し入れにしたり、高校生の娘の好みをさりげなく探りつつ、誕生日やクリスマスのプレゼントを贈ったり。愛犬にも記念日にはおもちゃのプレゼントを欠かさない。
「夫とはここ数年、旅を贈り合うことが多いです。一緒においしいものを食べたり、ハイキングをしたり。昔はものの贈り物が多かったけれど、年を重ねるにつれ、体験のほうがより思い出に残るのではと思うようになりました」
自分のために、大切な人のために、丁寧にものを選んでいる西田さん。経験を重ねて本当に必要なものを見極めるようになればなるほど、買い物の醍醐味は増していくのかもしれない。
「買い物って、生活を楽しくしてくれるものでもありますよね。買ったものに触れることで気持ちが豊かになる、そんな暮らしが想像できれば、きっとそれは買ってもよし! というサインなんだと思います」
『クロワッサン』1155号より
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