買い物は運命の巡り合わせ。旅先でみつけた思い出の逸品〈海外編〉
撮影・中島慶子(ハガキ) イラストレーション・カワナカユカリ 文・黒澤 彩
台湾・台北
量り売りの有機栽培茶
「台北の『林華泰茶行』は、台湾に行ったら必ず立ち寄る場所の一つです。何年か前、仕事で3カ月ほど台湾に滞在したことがあり、その際にお世話になった友人に紹介してもらいました。ここにお店が?と不安になるような場所なのですが、敷地内には小さな池もある緑豊かな中庭があり、趣があっていい雰囲気。扱っているのは有機栽培のお茶です。卸売りがメインのようですが、個人でもすべてのお茶を量り売りで買えるのが便利です。同じ種類の茶葉をランク別に少量ずつ買ってみることもできます。私がいつも買うのは、金木犀のような甘い香りがする金萱茶。日本語が堪能なスタッフの方もいて、お客さんが少ないタイミングなら試飲もできますよ」(くらさわかずえさん)
中国・雲南
アルミの蒸篭
「今夏、食の出合いを求めて雲南へ旅行しました。屋台で使われていたアルミの蒸篭がなんとも可愛らしく、一目惚れ。この辺りで売っているものに違いないと目星をつけ、まるで探偵のように店の人に写真を見せたりして同じものを探し歩くことに。ある道具屋さんで『うちにはないけど、あっちの店にあるよ』と親切に教えてもらって無事に入手できました」(minokamoさん)
フランス・ピレネー
「Yamanamu」の栗の味噌
「フランスに移住し、ピレネー山脈の麓で暮らしている友人が作る、栗味噌が素晴らしかったです。庭でとれる栗を活用したいと思い立ち、研究と試作を重ねて作り上げたもので、そのストーリーはひと言では語り尽くせません。発酵食品ならではのとても滋味深い味わいでパンや肉料理にもよく合うので、フランスの人たちにも大人気だそうです」(平澤まりこさん)
『クロワッサン』1155号より
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