「とろろ昆布と餅」「ブルーベリーと甘酒」──材料2つで作れる朝のクイックスープ3選
撮影・黒川ひろみ スタイリング・中村弘子 文・松本あかね
忙しくて食欲のない朝も何かお腹に入れておくと、体も頭も徐々に動き始め、いいスタートが切れるもの。そこで簡単にできてさらっと食べられるスープを有賀薫さんに教わった。
「睡眠中は汗をかくので、朝はたっぷり水分を摂りたいですよね。スープなら体も温まるし、ほどよく胃腸も刺激されるので、一日のスターターとしておすすめです」
使うのは2つの食材だけ。
「しっかり旨みの出る素材や味に特徴のある素材を組み合わせることで、出汁なしでも短い時間でおいしくできますよ」
さらにしっかり食べたい人向けに材料を加えたプラス1レシピも紹介。朝一杯のスープの効力を実感して。
[とろろ昆布]と[餅]の雑煮
お雑煮もこれなら手軽。焼き餅ととろろ昆布にお湯を注ぐだけ。フウフウ言いながらいただくと体がじんわり温まる。
【材料(1人分)】
とろろ昆布…大さじ山盛り2(5g)
角餅…1個
塩…ひとつまみ
醤油…少々
【作り方】
1. 餅は半分に切ってトースターなどでこんがり焼く。
2. とろろ昆布をお椀に入れて塩を加え、焼いた餅を入れてお湯130mlほどを注ぐ。
3. 醤油で味を調える。
梅干しを入れて味わいをプラス
塩の代わりに梅干し1個をとろろ昆布といっしょに入れて作る。
[ブルーベリー]と[甘酒]のくず湯風
こっくりした甘酒にフルーツの酸味が加わってさっぱり、とろん。起き抜けの胃をじんわり温めてくれます。
【材料(1人分)】
冷凍ブルーベリー…大さじ山盛り3(50g)
甘酒…100ml
砂糖…小さじ2
片栗粉…小さじ2
【作り方】
1. 冷凍ブルーベリー、水100ml、砂糖を鍋に入れて中火で3~4分ほど煮る。
2. 色が出たら火からおろし、甘酒、片栗粉を倍量の水で溶いたものを混ぜる。
3. 再び中弱火にかけ、混ぜながらとろみをつける。冷凍パイナップルや冷凍みかん、キウイでも。
[バナナ]と[かぼちゃ]のつぶしポタージュ
舌触りもやさしいおめざスープ。お腹に入れておけば朝から調子よく動けそう。甘みが足りなければ蜂蜜少々を足して。
【材料(1人分)】
バナナ…1/2本
冷凍かぼちゃ…3個
バター…小さじ1
シナモン…適宜
【作り方】
1. 冷凍かぼちゃを耐熱容器に入れ、電子レンジで解凍する(きれいな色に仕上げたい人はここで皮を取る)。
2. 1にバナナを手で割って加え、バターと水100mlを加えて600Wの電子レンジで3分ほど加熱する。
3. スプーンの背でつぶす。味をみて足りなければ、蜂蜜か砂糖(分量外)を少量加える。好みでシナモンをふる。
ヨーグルトを加えて爽やかに
2の加熱したバナナとかぼちゃをブレンダーにかけ、好みの濃さに水でゆるめる。ヨーグルトをトッピングする。
『クロワッサン』1153号より
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