地下鉄に乗るなり席を譲られました。まだ譲られる年ではないと思っている私【たいっしーとふなっしーのお悩み相談室】
カジュアルなコンプレックスから人知れぬお悩みまで、ふだんなかなか人に話せないあなたの秘めたる思いに、たいっしーこと林家たい平さんとふなっしーが答えます。
撮影・青木和義 文・嶌 陽子 構成・堀越和幸
お悩み
先日、地下鉄に乗るなり外国の人に席を譲られました。とっさの出来事に、私はぶんぶん手を振って拒否したのですが、相手がしつこくエスコートするので、ついキツい声で「結構です!」と断ったら、その場の空気が少し凍りつきました。まだ譲られる年ではないと思っている私。こんな時はどうすればいいのでしょうか?(50代・保険外交員)
ふなっしー(以下、ふ) この外人さんはきっとレディーファーストで譲ったなっし。
たいっしー(以下、た) そうそう、お年寄りだからじゃないよ。たぶん文化だよね。
ふ ふなっしーなんて、小学生に席を譲られたら「ありがとう」って言って座るなっしよ。そのほうが小学生も喜ぶなっし。
た それはいいね。基本的に譲る側ってドキドキしながら頑張って譲る場合が多いはず。「年だからかな」なんて気にしすぎず、譲ってくれた人の気持ちを考えて、ふなっしーみたいに感謝して座ればいいと思うな。
ふ 確かに、席を譲る時ってけっこう心の中でいろいろ考えちゃうものなっし。
た 僕もこの間、ちょっと離れたところにおばあちゃんが立ってた時は悩んだよ。自分が立っておばあちゃんを呼びに行く間に誰かが座っちゃったらどうしよう、とか。おばあちゃんに気づいてほしくて、なんとか目を合わせようとしたりして。
ふ そこまで考えて「どうぞ」って言ったのに「いいです!」って断られたらちょっとショックなっしな。
た たとえ座らなくても「ありがとう」と言える心の余裕を持てるとよいね。
【たいっしー&ふなっしーにあなたのお悩みぶつけよう!】
採用された方には、ふたりの直筆による”幸せメッセージカード”(卓上サイズ)をセットで差し上げます。
『クロワッサン』1148号より
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