辛い、酸っぱい、手間要らず! 夏バテ防止のお役立ち食材 Vol.2
撮影・黒川ひろみ 料理&スタイリング・中村弘子 文・長谷川未緒
ジョン事務所
ラブパクソース
レモングラスをはじめ、生姜やにんにく、唐辛子など、国産のさまざまな香味野菜をすりおろしてミックス。マイルドで味わい深いエスニックソースは暑い日も食欲をそそる。「これを使うと簡単にエスニック風味になるので便利です」(重信初江さん)。炒めものの調味料にするほか、餃子のタレや野菜のディップにも。
ズッキーニと豚肉の炒めもの
【作り方】乱切りにしたズッキーニ(1本)と、豚こま肉(150g)を炒め、ラブパクソース(大さじ1程度)で調味する。味が足りなければナンプラーで調える。器に盛り、レモンを搾る。
gokan
水キムチ
国産の野菜や果物を漬けた、見た目も華やかな水キムチ。辛さはなく、ほかの発酵食品と比べても乳酸菌が豊富なので、胃腸が弱っているときもおすすめだ。「フレッシュで、フルーツの香りや風味が感じられます。疲れたなと思ったときに、乳酸菌を飲むような感覚で、汁ごと食べていただきたいです」(堤 人美さん)
冷麺
【作り方】冷麺に茹で卵、茹で豚、水キムチの具をのせ、水キムチの汁を入れる。味が足りなければ薄口醤油を加える。好みで酢、芥子などを溶く。
ぴにおん
旨い島とうがらし
5〜9月という短期間に収穫された貴重な石垣島産の唐辛子を使い、泡盛や酢、生姜、にんにく、落花生などを加えたピュレ状の辛味調味料。ラーメンや炒めもの、パスタなどの調味料としても、餃子や刺身のつけだれとしても。「酸味や辛味だけじゃなく、味に深みがあります。食品添加物を加えていないのも高ポイントです」(ツレヅレハナコさん)
トマトとベーコンのパスタ
【作り方】1cm幅に切ったベーコンとみじん切りにした玉ねぎをオリーブオイルで炒め、半分に切ったミニトマトを加えてさらに軽く炒める。茹でたパスタと茹で汁、旨い島とうがらしを加え、塩で味を調える。
sunya
ヒマラヤ山椒油
エベレストの麓で採れる山椒をひまわり油に漬けたもの。香りが華やかで痺れ感は控えめ。鍋や炒めもの、刺身などにひとたらしするほか、アイスクリームに加えても新鮮なおいしさに。「クセになるスパイシーな香りをまとうと、淡泊な味の塩もみきゅうりや茹でささみ、冷豚しゃぶ、冷奴が魅惑の食べ物に。夏バテ防止にひと役買ってくれます」(植松良枝さん)
きゅうりの塩もみ
【作り方】塩もみした2mm厚さのきゅうりに、ヒマラヤ山椒油をかける。
西国土産 鍵屋
タル入り梅干
在来種の梅と塩と紫蘇だけを使って地元の主婦が漬けた梅干し。湯布院の宿、亀の井別荘のレストランで使用している。「現地に行ったら必ず買います。夏はこの梅ねぎドレッシングを常備して、チキンソテーにのせたり、茹でた豚しゃぶで巻いたり。さっぱりしているので、暑い日もたんぱく質を摂りやすい。樽入りなのもいい」(髙山かづえさん)
梅ねぎドレッシング
【作り方】粗みじん切りにしたねぎ(白い部分・1/2本)を耐熱ボウル(ガラスまたは金属)に入れ、熱々に熱した米油(大さじ1)を回しかける。包丁で叩いてペースト状にした梅干し(1個)と鰹節(1/2パック)、酢(小さじ2)を加え、よく混ぜる。チキンソテーにかけたり、茹でた豚肉で巻いたりして食べる。
ニュージーランド産
JAZZ™りんご
ニュージーランドの日照条件の良い地域で生産されるりんご。残留農薬が厳しく管理された環境下で栽培、ワックスをかけていないため皮まで食べられる。「日本のりんごでいうと、紅玉に似ています。冷蔵庫で冷やして食べるほか、りんごビネガーを炭酸で割るのもおすすめ。すっきり飲めて、夏バテ予防になります!」(みなくちなほこさん)
りんご酢
【作り方】りんご(2個・約300g)を薄く輪切りにする。保存容器にりんご、氷砂糖(りんごの半量)を交互に重ね入れ、酢(450~500ml)を注ぎ、ふたをする。冷蔵庫に入れ、1週間程度で完成。炭酸水等で割って飲む。
アンケートに答えてくれた推薦者の皆さん
『クロワッサン』1144号より
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