連載100回スペシャル対談! たいっしー&ふなっしーの、幸せを呼ぶ『悩み相談室』
撮影・青木和義 文・嶌 陽子 構成・堀越和幸
たいっしー(以下、た) 100回だなんて、もうそんなになるの? びっくりするね。
ふなっしー(以下、ふ) せいぜい1年くらいで終わると思ったら、もう5年目に突入してますなっし!
た 僕たちも知り合ってからもう10年近く経つんだよね。
ふ 『笑点』の正月特番でお会いしたのが初めてでしたなっしな。
た 僕はその前にテレビでふなっしーを観ててね。それまでの“やさしく周りを包み込む”みたいなゆるキャラの概念から完全に逸脱してる姿を見て、「革新だ!」って思ったの。ふなっしーの、皆を喜ばせようと思ってやってる信念みたいなものも感じたしね。それで『笑点』でモノマネをさせてもらううちに、ご縁ができたというわけ。
ふ モノマネしてくれた時は本当にありがたかったなっし〜。
た 初めて直接会った時は、実直な梨柄に感激したよ。「きちんとしてる梨なんだな〜」って思ったのを覚えてる。
ふ ふなっしーは初対面の時、かなり緊張してたなっし。でも師匠がすごく気さくに話してくれて、それ以来ベタ惚れなっし。
た それが、いつの間にか一緒にこうしてお悩み相談なんかするようになってね。最初は『クロワッサン』に僕とふなっしーなんかが出ていいの?って思ってたよ。
ふ あとで見返してみると、何の解決にもなってないっていう答えも相当あるなっし。
た そうだよね。単に言いたいことだけ言ってるっていう回も多々ある。
ふ でも、楽しんで読んでもらえてるなら、こんなにありがたいことはないなっし〜。
た 僕たちがくだらないことばっかり言ってるから、相談者も「何でこんなことで悩んでたんだろう」ってばかばかしく思えるんじゃないかな。もしくは「この人たちに頼らないで、自分で何とかしよう」って思うのかもしれない!
ふ ただ念のために言っておくと、毎回、一応真剣には考えてますなっし。
た 伝わってないかもしれないけど、親身になって考えてるよね。ふなっしーと僕ってタイプが違うじゃない。ふなっしーが時時ものすごく突き放したことを言うのが僕としては痛快なんだよね。自分にはこれはできないって思う。
ふ 師匠は一つひとつのお悩みを真面目に考えてるなっていつも思いますなっし。
た 今までいろんなお悩みがあったなあ。夫がトイレで立ったまま用を足すとか、妻が推し活にハマってて心配とか……。
ふ 「妻が社交ダンスに夢中で心配」っていうのもあったなっしな。実際に奥さんが社交ダンスをしてる師匠が熱く語っていたのが印象的だったなっし〜。
た ちょっと恥ずかしいな(笑)。あと、たまにふたり揃って「こんなの悩みのうちに入らない!」って一言で終わっちゃうのもあって、それも面白かったよね。
ふ これからどんなお悩みが届くか分からないけど、こんな調子でよろしくお願いしますなっし。ちなみに師匠の今後の抱負は何ですかなっし?
た ふなっしーとふたりで『クロワッサン』の表紙を飾ることかな。見開きグラビアページもやりたいね。
ふ きっと大人気、売り切れ必至なっし!
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