「ディーン&デルーカ」がパンを一新 おいしいアレンジ方法も公開
撮影・文 中森りほ
アメリカ西海岸仕込みのカントリーブレッド2種が新登場
今回のパン商品リニューアルは、世界のベーカリートレンドをけん引するアメリカ・サンフランシスコの名店「Tartine Bakery(タルティーンベーカリー)」の元ディレクターであるジェニファー・レイサムさんとの出会いがきかっけです。
「ディーン&デルーカ」ではジェニファーさんと新たに共同開発を行い、あらゆる食材やドリンクとの組み合わせが楽しくなるパンを生み出しました。
新登場した2つのカントリーブレッドには、ジェニファーさんがアメリカで起こし、育てた発酵種「サワードウ」を引き継ぎ、ディーン&デルーカのベーカリー開発シェフとパン職人が日本で育てた種を使用。国産小麦をメインに使い、高加水・長時間低温発酵によって生地に強さを与え、ふくらみを引き出して焼き上げたハード系食事パンになっています。
小麦の甘味と旨味を引き出した「カントリーブレッド ホワイト」
「カントリーブレッド ホワイト」は、北海道産の最強力粉「ゆめちから」と茨城県産強力粉「ゆめかおり」、全粒粉「ゆめかおり」を合わせ、少量のもちきび(雑穀)をブレンド。あえて2種類の強力粉を合わせることで、小麦の味わいを引き出しています。
酸味を抑え、お米の甘さに近い小麦の甘味と旨味、口どけの良さを全面的に引き出した食事パンです。外側は小麦の香り高い香ばしさがありつつ、高加水のため中はしっとりモチモチで、ほのかな酸味を感じます。
そのままでももちろんおいしいのですが、ディーン&デルーカで購入できる様々な食材と合わせて楽しむのもおすすめ。例えばセミドライトマトとストラッチャテッラというチーズをのせ、オリーブオイルと塩で味を調えてオープンサンドに。クリーミーなフレッシュチーズと、セミドライトトマトの凝縮された旨味がよく合います。
「カントリーブレッド ホワイト」は、ハチミツやバターとの相性も抜群。奥行きのある小麦の味わいと甘さが引き立ちます。果実味のあるジャムやペーストとの組み合わせも良さそうです。
香ばしさとコク深さが魅力の「カントリーブレッド ブラウン」
「カントリーブレッド ブラウン」は、北海道産小麦を外皮のみ取り除き、石臼引きしたミネラル分の高い「ホクシン」とライ麦、茨城県産「ゆめかおり」の全粒粉、オーツ麦、アマニ、麦芽紛、小麦ブランをブレンド。長時間かけて生地を低温発酵させてから、焼き上げています。
ほうじ茶を思わせる余韻の長い香ばしさとコクの深さ、ライ麦とサワードウ発酵種由来の酸味が特徴です。
こちらは長期熟成のハードタイプチーズや白かびチーズ、ハムやソーセージなどのシャルキュトリーと好相性。今回は白かびチーズと豚のテリーヌ、キャロットラペとピクルスをサンドしてみました。
食べてみると発酵したチーズやテリーヌなど個性の強い食材にも負けない、骨太で味わい深い「カントリーブレッド ブラウン」の底力を感じます。ワインを合わせたくなる、大人なアレンジレシピです。
小麦粉やオートミール由来の香ばしさがある「カントリーブレッド ブラウン」は、ピーナッツバターなど、濃厚な味わいのペーストとともよく合います。メープルシロップのナチュラルな甘さ、ブルーベリーのフレッシュな甘酸っぱさを加えるのもおすすめです。
アメリカンペイストリー、食卓のパンもおいしく進化
「ディーン&デルーカ」で人気のアメリカンペイストリーや食事パンなどの定番商品も、カントリーブレッド2種と同じ発酵種と国産小麦を使用しリニューアル。全粒粉を使った甘さ控えめの「ホームメイドスコーン」や、油脂をバターと低脂肪乳に変更し軽やかな味わいになった「クラッシュチョコレートマフィン」が順次登場します。
そのままでもおいしく、様々な食材との組み合わせで味が広がる上、コーヒーやワインなどドリンクとのかけ合わせも楽しい2つのカントリーブレッド。
アメリカンペイストリーや毎日食べたくなる食卓のパンと合わせ「ディーン&デルーカ」(※一部店舗を除く)、公式オンラインストアで購入できるので、朝食やランチ、ディナーのお供にぜひ。
「ディーン&デルーカ ルミネ有楽町店」
住所:東京都千代田区有楽町2-5-1 ルミネ有楽町
TEL:03-6212-0070
営業時間:10時〜22時
定休日:ルミネ有楽町に準ずる
広告