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【祇園】何度訪れても感動がある心躍る京都の名所とその周辺を歩く

華やかな都をどりに、花に彩られる庭、今しか見られないアートまで。この春ならではの京都の名所と、ともに巡りたい立ち寄りスポットを案内します。

撮影・福森クニヒロ 構成&文・大和まこ

祇園
華やかさもひときわに、京に春を告げる風物詩。

「都をどり」

華やかなる舞台で巡る京の名所と四季。

【祇園】何度訪れても感動がある心躍る京都の名所とその周辺を歩く

京都の花街のひとつ、祇園甲部。「都をどりはヨーイヤサー」の掛け声で祇園甲部歌舞練場にて幕を開ける都をどりは、芸舞妓が総出で華やかに魅せる春の舞台。明治5(1872)年、日本初の博覧会の余興として始まり、昨年(2024年)150回の節目を迎えた。

大正2(1913)年に建てられた祇園甲部歌舞練場は国の登録有形文化財でもある。
大正2(1913)年に建てられた祇園甲部歌舞練場は国の登録有形文化財でもある。

揃いの青い衣装を纏った芸舞妓が、左右の花道からすーっと流れるように登場すれば、たちまち雅な世界へと誘われる。2025年の演題は「都風情四季彩」。

都をどり専属劇場として、左右に花道のある舞台が芸舞妓の姿を引き立てる。
都をどり専属劇場として、左右に花道のある舞台が芸舞妓の姿を引き立てる。

今年の恵方、西南西にある梅宮大社の梅の花見から始まり、尼門跡寺院の宝鏡寺での雛遊び、牛若丸と弁慶の五条橋での出会いと、京都の四季を巡りながら全八景が繰り広げられる。

敷地内には紅枝垂れ桜が咲く。緑青色の屋根の下、赤い提灯に描かれているのは団子のモチーフ。
敷地内には紅枝垂れ桜が咲く。緑青色の屋根の下、赤い提灯に描かれているのは団子のモチーフ。

観覧券は茶券付きをぜひ。持ち帰れるつなぎ団子が描かれた菓子皿もうれしい。

団子皿と呼ばれる菓子皿は赤、青、緑に白、茶の5色。どれが手元にくるかもお楽しみに。
団子皿と呼ばれる菓子皿は赤、青、緑に白、茶の5色。どれが手元にくるかもお楽しみに。

祇園甲部歌舞練場
京都市東山区祇園町南側570・2 
TEL.075・541・3391 
4月1日(火)〜30日(水) 
各日12時30分〜、14時30分〜、16時30分〜の1日3公演。
4月15日(火)休。
茶券付一等観覧券7,000円。

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