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辰野しずかさん推薦の手みやげ「真砂喜之助製麺所の手延べそうめん」

撮影・青木和義 文・辻さゆり

つるつるとした喉ごしとコシの強さが特徴の推し麺

創業から100年間変わらない製法で手延べそうめんを作っている家族経営の店。そうめんは「細口」と「太口」の2種類があり、手みやげ袋入り(写真、500g)は共に972円。ほかに「ふしめん」や「こびきうどん」もあり。
創業から100年間変わらない製法で手延べそうめんを作っている家族経営の店。そうめんは「細口」と「太口」の2種類があり、手みやげ袋入り(写真、500g)は共に972円。ほかに「ふしめん」や「こびきうどん」もあり。

家具や生活用品などのプロダクトデザインを中心に、アート製作や空間ディレクションと多岐にわたる分野で活躍している辰野しずかさん。最近手みやげとして愛用しているのが、小豆島『真砂喜之助製麺所』の手延べそうめんだ。

「友人から『私の推し麺』ともらったのがきっかけです。瀬戸内国際芸術祭で食べておいしさに驚き、箱買いをしていると話してくれました。食べてみると、つるつると喉ごしが良くコシもある。質感がほかのものとは違うと初めて感じたそうめんです」

「今は私も箱買いして自分で食べるのはもちろん、パッケージもかわいいので、仕事関係のちょっとしたお礼に、個展の手みやげにと重宝しています」

手延べそうめんは小豆島の名物として知られている。『真砂喜之助製麺所』の創業は約100年前。現在も十数工程という昔ながらの製法で、家族4人、力を合わせて手間ひまかけて作っている。

「茹で時間が短くてすむのもそうめんの魅力の一つ。平日の昼に食べることが多いので、いろいろな栄養を摂れるようネギや卵を入れて具だくさんのにゅうめんにしたり、ひき肉や野菜に味噌や胡麻油を加えて和え麺として食べることが多いですね」

「そうめんって万能な麺だと思っていて、洋にも和にも中華にも合う。最近は海外から来た人に渡すこともあります」

食べることが好きで、カレー皿やグラスなど、食にまつわるプロダクトも多く手がけている辰野さん。今、興味を持っているのは「塩」だそうだ。

「最近風邪をひきやすくなって、体にいいものをキーワードに調べていたら、きちんと作られた天然の塩はマグネシウムやカルシウムなどの栄養をたくさん含んでいることがわかりました。塩は日本の伝統行事につながっているのもおもしろいです。このそうめんも、塩を取り入れたおいしい食べ方を見つけたいですね」

辰野しずかさん推薦の手みやげ「真砂喜之助製麺所の手延べそうめん」

真砂喜之助製麺所(まさごきのすけせいめんしょ)
香川県小豆郡小豆島町池田2484・2 
TEL.0879・75・0373 

通信販売は公式サイトで。

  • 辰野しずか

    辰野しずか さん (たつの・しずか)

    クリエイティブディレクター、デザイナー

    1983年生まれ。イギリスのキングストン大学を卒業後、デザイン会社勤務を経て2011年にデザイン事務所を設立。10月3〜13日、東京・学芸大学の『BOOK AND SONS』で、出版した書籍を軸に個展を開催。

『クロワッサン』1126号より

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