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【豚肉の赤ワイン煮】川津幸子さんの片づけも楽々、大満足のワンプレート

丼やお皿にごはんなどをよそい、煮込みをかければ 1食分が完成。調理や片づけの手間を省きつつ、見栄えよくおいしく仕上げるコツを教わりました。

撮影・黒川ひろみ スタイリング・矢口紀子 構成&文・板倉みきこ

ひとりでパパッと食べたいときや、家族の夜食にも大いに役立つ、手軽で便利な煮込みのワンプレート仕立て。

「省略できる段取りは大胆に引き算していますが、味に関わる部分は絶対死守(笑)。肉の旨みをしっかり出すために煮込む前に焼きつけるとか、調味料の使い方など、レシピに書かれていることは、ぜひ省略せずに行ってもらえたら」(川津幸子さん)

たとえば、豚肉の赤ワイン煮は、焼いた肉から出た旨みを玉ねぎに移すように炒めたり、赤ワインは調理用ではなく、安くてもいいから飲む用の赤ワインを使うなど、味を左右するポイントが簡単レシピの中に詰まっている。

「さっと作ってすぐ食べてもいいですが、冷めてから温め直すとさらにおいしいんです。だから、今日はごはんにかけて、翌日はパスタに、などと組み合わせを変えて楽しんでもいいのでは」

フレンチの王道煮込みの簡易版

豚肉の赤ワイン煮
豚肉の赤ワイン煮
肉は繊維に沿って切ると火の通りが早くなる。大きさを揃えることも大事。
肉は繊維に沿って切ると火の通りが早くなる。大きさを揃えることも大事。
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豚肉の赤ワイン煮
肉は繊維に沿って切ると火の通りが早くなる。大きさを揃えることも大事。

フランス・ブルゴーニュ地方の煮込み料理を、牛肉ではなく火の通りのいい豚肩ロースに変えて。

材料(2人分)
豚肩ロース肉(塊) 350〜400g
玉ねぎ 1/2個
にんにく 1かけ
トマトペースト 大さじ1
ブランデー 大さじ1
A[飲用赤ワイン 1カップ、黒こしょう 小さじ1、顆粒鶏スープの素 小さじ1/2、水 1/2カップ、砂糖 小さじ1]
サラダ油 大さじ1と1/2
塩、小麦粉、フェットチーネ、バター 各適量

作り方
1. 豚肉は2cm厚さに切り、塩をふって、小麦粉を薄くまぶす。
2. 玉ねぎ、にんにくはみじん切りにする。
3. 鍋にサラダ油大さじ1を熱し、1の肉を香ばしく焼きつけて取り出す。
4. 残りのサラダ油を入れて2を加え、鍋についた茶色の旨みをこそげながら5分ほど炒め、トマトペーストを入れてさっと炒める。
5. 3の肉を戻し入れ、ブランデーをかけて沸騰させ、Aを加える。煮立ったら、アクを取り、ふたをして20分ほど弱火で煮込む。仕上げに味をみて、塩で調味する。ゆでてバターをからめたフェットチーネと合わせる。

  • 川津幸子

    川津幸子 さん (かわつ・ゆきこ)

    料理家

    元編集者ゆえの客観的視点を今も忘れずに、日常に作りやすく、味がブレないレシピを提案。著書『100文字レシピ』シリーズはロングセラー。

『クロワッサン』1129号より

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