暮らしに役立つ、知恵がある。

 

広告

【鯖と青菜の胡麻味噌煮込み】中川たまさんの切り身で簡単、極上の煮魚

魚は火が通りやすく短時間の煮込みに向いている素材。旨みをたっぷり含ませた野菜とともにいただこう。

撮影・黒川ひろみ スタイリング・矢口紀子 文・松本あかね

ピリッとラー油を効かせたネオ味噌煮。

味の濃い青魚は濃厚な煮汁で煮つけるのもよいけれど、塩を振ってさっと煮ただけでも旨みがしっかり引き出されて、これもまたおいしい。鯖は水から煮て、火が通ってから味噌とすり胡麻を加えると香りが飛ばず仕上がる。

鯖と青菜の胡麻味噌煮込み

【鯖と青菜の胡麻味噌煮込み】中川たまさんの切り身で簡単、極上の煮魚
鯖は水からじっくり煮ることで、ふっくらと弾力のある仕上がりに。
鯖は水からじっくり煮ることで、ふっくらと弾力のある仕上がりに。
01 / 02
【鯖と青菜の胡麻味噌煮込み】中川たまさんの切り身で簡単、極上の煮魚
鯖は水からじっくり煮ることで、ふっくらと弾力のある仕上がりに。

【材料(2人分)】
鯖 2切れ
チンゲンサイ 1株
すり胡麻 大さじ1
水 150ml
味噌 大さじ1
ラー油 適宜
塩 2つまみ

【作り方】
1.塩を振って水気を取った鯖の皮目に切り込みを入れる。
2.鍋に水、鯖を入れ、中火にかける。沸いたら弱火にし、蓋をして5分煮る。食べやすく切ったチンゲンサイを加えて1分煮込む。煮汁少々を取り、味噌、すり胡麻を混ぜ合わせて鍋に戻し、混ぜ合わせる。好みでラー油少々を加える。

おいしく煮上げるポイント。

煮魚料理に共通する下拵え。切り身1切れあたり1つまみの塩を両面に振って15分おき、ペーパーで水気を取る。1つまみは指3本で取った量。
煮魚料理に共通する下拵え。切り身1切れあたり1つまみの塩を両面に振って15分おき、ペーパーで水気を取る。1つまみは指3本で取った量。

「ポイントは最初のひと手間と中火の火加減。ほかにコツがいらないのが煮魚のいいところ」と料理家の中川たまさん。「あとは根菜・豆腐・乳製品など素材との掛け算でアレンジできます」

そのひと手間とは。「切り身に塩をして15分おく。臭みや余分な水分を抜いて魚本来の旨みを引き出します」

鍋はアルミや銅の熱伝導のよいものを。直径20〜22cmのサイズなら、切り身2切れが煮汁に浸かりちょうどいい。煮る時間は5〜10分程度。身が白っぽくなり、ぷりっ、ふっくらと弾力が出たら火の通ったサインだ。

  • 中川たま

    中川たま さん (なかがわ・たま)

    料理家

    季節の恵みを大切にしたレシピとおしゃれな器使いが人気。海の幸に恵まれた神奈川・逗子在住。近著『たまさんと魚料理』が重版決定!

『クロワッサン』1129号より

広告

  1. HOME
  2. くらし
  3. 【鯖と青菜の胡麻味噌煮込み】中川たまさんの切り身で簡単、極上の煮魚

人気ランキング

  • 最 新
  • 週 間
  • 月 間

注目の記事

編集部のイチオシ!

オススメの連載