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ミートボールとカリフラワーのオイル煮【市瀬悦子さんの失敗知らずの重ね煮レシピ】

素材を切って重ねて、蓋をして火にかける重ね煮。プロセスはほぼ3つのみ、なのにここまでおいしいなんて!と驚くことうけあいです。

撮影・小林キユウ スタイリング・中村弘子 文・長谷川未緒 撮影協力・UTUWA

ミートボールとカリフラワーのオイル煮

ミートボールとカリフラワーのオイル煮【市瀬悦子さんの失敗知らずの重ね煮レシピ】
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ミートボールとカリフラワーのオイル煮【市瀬悦子さんの失敗知らずの重ね煮レシピ】
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おもてなしやパーティにも。ワインが進む洋風重ね煮。

大きめのミートボールはジューシーで食べ応え抜群。しっかり味がついているから、ほろほろに煮えたカリフラワーと合わせて食べて。旨みと食感が絡み合い、絶妙なおいしさだ。

【材料(2人分)】
A[合いびき肉 250g 玉ねぎ(みじん切り)1/4個分(50g) 溶き卵 1個分 パン粉 20g 塩 小さじ1/2 *ボウルに入れて粘りが出るまで練り混ぜ、10等分して丸めておく] 
カリフラワー 1/2株(250g)
ローリエ 1枚
塩 小さじ1/3
オリーブオイル 大さじ2
水 150ml

【作り方】
1.
鍋に、小房に分けたカリフラワーを入れて塩をふる。
2.Aを1に入れ、ローリエをのせる。
3.オリーブオイルを回しかけ、さらに鍋のフチから水を回し入れる。中火にかけ、煮立ったら蓋をして12分ほど煮る。


料理研究家の市瀬悦子さんが紹介してくれたのは、食材の選び方や切り方等の工夫で、長時間煮込まなくてもおいしく作れる重ね煮料理の数々だ。

「下味をつけた肉や魚を野菜の上に広げ、最小限の水分を加えて蒸し煮にします。この水分量は何度も試作を重ねて調整していますから、守っていただけるとうれしいです。肉や魚から出る旨みが全体に行き渡り、野菜もたっぷりいただけますよ」

作り方はいたって簡単。材料を煮えにくい野菜から順に鍋に重ね入れたら、最初は蓋を開けたまま加熱し、煮立ったら蓋をして10分ほど煮込めば完成だ。火加減や調味料を加えるタイミングなどを気にしなくていいため、気持ちがラク。朝、朝食やお弁当を作るついでに仕込み、冷蔵庫に鍋ごと入れておいて、帰宅後に煮て食べることも可能。その場合は、レシピの最後に加える水分を火にかける直前に加えよう。先に鍋に入れておくと、野菜がくったりしすぎてしまうからだ。

「鍋ひとつで調理するので洗い物が少なくて済み、蓋をして煮るのでキッチンも汚れにくい。忙しい日のお助け料理としてぜひ活用してください!」

蓋がぴったり閉まるタイプの鍋を使うこと。2人分なら直径20〜22cmの鍋が最適。
蓋がぴったり閉まるタイプの鍋を使うこと。2人分なら直径20〜22cmの鍋が最適。

重ね煮のルール

⚫︎煮えにくい野菜が下、肉・魚は上に。

⚫︎水の量はきちんと量る。

⚫︎火が通りやすいよう切り方を工夫する。

じゃがいもは1.5cmの厚さ、鶏むね肉はそぎ切りに。
じゃがいもは1.5cmの厚さ、鶏むね肉はそぎ切りに。
  • 市瀬悦子

    市瀬悦子 さん (いちせ・えつこ)

    料理研究家

    食品メーカーに勤務後、料理研究家のアシスタントを経て独立。『目で見てわかる!「材料入れて煮るだけ」レシピ』(主婦と生活社)など著書多数。

『クロワッサン』1129号より

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