枝豆やトマト、なすなど、野菜の上手な冷凍方法。
撮影・青木和義 文・小笠原章子
塩ゆで冷凍
カラフルな野菜は塩ゆでにして冷凍し、色味や風味をキープ。塩の効果でうまみも閉じ込められる。
⚫︎保存期間
冷凍庫で1カ月
枝豆
【材料(作りやすい分量)】
枝豆 1袋(正味250g)
塩 大さじ1
【作り方】
1.枝豆は洗って水気をきり、全体に塩をすり込む。
2.たっぷりの熱湯に1を入れ、再び煮立ってきたら3~5分ゆでる。ザルに上げて冷ます。
3.冷凍用保存袋に入れ、余分な空気を抜いて口をとじ、冷凍庫で保存する。
さやごと使う場合は冷蔵庫に1~2時間おいて半解凍する。ナンプラーやしょうゆで炒めると美味。さやから出して使うなら、水に約15分つけて解凍を。スープやサラダなどに。
オクラ
【材料(作りやすい分量)】
オクラ 8本
塩 大さじ1
【作り方】
1.オクラは水で濡らして水気をきり、塩をすり込む。
2.たっぷりの熱湯に1を入れ、再び煮立ってきたら冷水にとって冷まし、水気を拭く。
3.冷凍用保存袋に入れ、余分な空気を抜いて口をとじ、冷凍庫で保存する。
凍ったまま煮物や炒め物、スープに使える。切って使う場合は、冷蔵庫に約30分おいて半解凍する。サラダやあえ物に使うときは冷蔵庫に2~3時間おいて解凍を。
とうもろこし
【材料(作りやすい分量)】
とうもろこし 1本(正味180g)
塩 小さじ1/2~1
【作り方】
1.とうもろこしは長さを3等分に切り、包丁で実を削ぐ。
2.たっぷりの熱湯に塩を加え、1を入れる。再び煮立ってきたら、ザルに上げて冷ます。
3.冷凍用保存袋に入れ、余分な空気を抜いて口をとじ、冷凍庫で保存する。
凍ったまま炒め物やスープ、煮込み料理などに。サラダにトッピングする場合は、電子レンジで解凍するか、さっと湯通しして使う。
そのまま冷凍
丸ごと、または食べやすく切って冷凍庫に入れるだけ。劣化や栄養の損失を防ぐことができる。
⚫︎保存期間
冷凍庫で1カ月
【作り方】
トマトはそのまま、小松菜は3〜4cm長さに、なすはヘタを除いて一口大の乱切りに、きのこは食べやすく切る。冷凍用保存袋に入れ、余分な空気を抜き、口をとじて冷凍庫で保存する。
トマト
凍らせるとうまみがアップし、繊維が崩れやすくなるのでトマトソースやカレー、煮込みなどに重宝。冷凍庫から出して少しおくと包丁で切れる固さに。
小松菜
凍らせても栄養が損なわれないので冷凍に向く。使いやすい長さに切っておくと、凍ったまま炒め物や煮物、スープなどに手軽に使えて便利。
きのこミックス
水分が多く傷みやすいので新鮮なうちに冷凍するのがベター。凍らせることでうまみが増し、食感もよくなる。凍ったままソテーやスープ、グラタンなどに。
なす
冷凍することで栄養をキープでき、短時間で味がしみ込みやすくなる。凍ったまま麻婆なすなどの炒め物にするほか、煮物やスープに加えても。
『クロワッサン』1119号より
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