鶏肉とトマトのミント煮込み【小堀紀代美さんのレシピ】
お菓子に添えたものが余ったり、庭で生い茂っていたりと、身近なのに使いきれないハーブの代表。飾るだけじゃないミント、実はいろいろな料理に合わせられます。
撮影・黒川ひろみ 料理製作&スタイリング・小堀紀代美 文・黒澤 彩
鶏肉とトマトのミント煮込み
中東ではドライミントを煮込みに使うことが多いのだそう。フレッシュのミントを煮ても、風味がしっかり残って存在感あり。夏に食べたい軽めの煮込み料理。
【材料(3〜4人分)】
鶏もも肉 2枚(余分な脂を除き、4~5cm角に切る)
玉ねぎ 1/3個(1.5cmの角切り)
トマト 2個(1.5cmの角切り)
パプリカ 1個(へたと種を除き、乱切り)
塩 小さじ1/2
黒胡椒 適量
白ワイン(酒でも可)大さじ1と1/2
A[赤唐辛子 1本 オリーブオイル 大さじ1/2 香菜 1株(みじん切り) にんにく 1かけ(みじん切り)]
B[ミント 15g 生姜 20g(すりおろす) シナモンスティック 1/2本 レモン輪切り 1枚 塩 小さじ1/3]
※今回使ったのは、スーパーなどで市販されているスペアミント。茎が硬く食感がよくないので、一度水に放ってペーパータオルで水気をとり、茎から葉を外してから調理を始めよう。
【作り方】
1.フライパンにAを入れて中火にかけ、香りが出たら鶏肉の皮目を下にして入れ、触らずに焼く。
2.鶏肉の色が半分変わったら、塩、黒胡椒をふり、白ワインを加えて鍋底の旨みをこそぐようにして炒め、玉ねぎを加えてさっと炒める。
3.トマト、Bを加え、フライパンの底からよく混ぜる。
4.蓋をして中火にかけ、途中鍋底から混ぜながらトマトが煮崩れて水分がほぼなくなるまで15~20分煮る。
5.パプリカを加え、水分を飛ばしながら1~2分煮る。味をみて足りなければ塩(分量外)で調え、器に盛りつけて黒胡椒をふる。
『クロワッサン』1122号