酷暑を乗り切る〝夏野菜計画〟を！【編集部こぼれ話】

この夏の酷暑……。私も早々に体調を崩して熱出したりもしまして、生命力の低下を感じずにはいられません。対処法として、もっとも効果的なのはやはり食事なのでしょう。

若い頃は正直、栄養とかどうでも良かったです。胃腸も強かったし、食べ物によって体調の変化を実感することはあまりなかった。でも50近くになって、逆に体が敏感になりましたよね。脂を多く摂ったりすると、きっちり体がだるい。

一方で、〝滋味深い〟みたいなこともわかるようになってきました。ものを食べて、美味しい！だけでなく、体が喜んでいるのがわかるようになる。それは年齢を重ねることでの嬉しい変化にも感じます。

話戻って、攻撃力高めのこの夏には「夏野菜の底力」で対抗しましょうというのが、今回の特集です。

夏バテ、胃腸の疲れ、日焼け、不眠……さまざまな形で出てくる不調に対して、夏野菜の栄養を効率的に摂取し、調理は手軽に、そしてもちろん美味しくいただくというミッション。

ここで大事なのは〝効率的に〟の部分だと思います。栄養があるのはわかっていても、大量の野菜を食べるのは、それはそれで難しい。でも栄養を効率的に摂れる調理法を知っていれば、その負担もありません。

トマトは加熱調理のほうがいい。なすは調理前に一度レンチンすると油の吸収量を抑えられる。など、私も今回の特集で学んだことがたくさんあります。

パワーのある夏野菜と、そのパワーを効率的に発揮させられる今回のクロワッサンがあれば、これからの夏本番も恐るるに足りません。(編集N)