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イラストレーターのこぐれひでこさんが手みやげに推薦!『紋四郎丸』の「釜揚げしらす」

撮影・青木和義 文・辻さゆり

獲れたてを釜揚げにした、ふわふわの湘南しらす。

「釜揚げしらす」は、自家曳網漁船で漁に出て、獲れたてを釜揚げにした新鮮なしらす。写真の商品は1,080円(286g)。ほかに540円(143g)も。「釜揚げ」以外に「生しらす」、「干ししらす」も販売。
「釜揚げしらす」は、自家曳網漁船で漁に出て、獲れたてを釜揚げにした新鮮なしらす。写真の商品は1,080円(286g)。ほかに540円(143g)も。「釜揚げ」以外に「生しらす」、「干ししらす」も販売。

10年前に相模湾に面した町に居を移した、こぐれひでこさん。移住してからよく手みやげにしているのは、秋谷漁港にある『紋四郎丸』の釜揚げしらすだ。

「東京に住んでいた頃から、葉山に住む友だちがよく送ってくれていたものです。ふんわりと柔らかくおいしかったので自分でも取り寄せていたところ、偶然近くに引っ越すことになった。すごい縁です」

『紋四郎丸』は漁から加工、直売までを一貫して行う湘南しらすの網元。獲れたての「生しらす」のほか、絶妙の塩加減で茹で、簀に広げてさっと風を通した「釜揚げ」や「干ししらす」も販売している。

「やっぱり地元のものを差し上げたいから、このしらすはイチオシの手みやげ。自分がいただく時も、あまり量が多すぎないほうがうれしいので、食べきることができるサイズも気に入っています。禁漁期間があるから、解禁されてすぐのしらすは大きいんですよ。ここに来てから魚についていろんなことを知りました」

アヒージョや、しらすおろしと様々な料理に使うが「うちでは今、丼で食べるのがブーム」とこぐれさん。

「温かいご飯に島根県産の『素焼のり』という岩のりに似た海苔と小口切りにした葱をのせ、しらすを加えてその上に卵黄をのせ、夫と『おいしいね、おいしいね』と言いながら食べています」

夫でカメラマンの小暮徹さんは、最近になって料理に開眼した。夕方になるとサンルームに集まって、まずはビールで乾杯。それから二人でキッチンへ。

「うちでは料理を部活と呼んでいます。部室(キッチン)に集合したら、粉ものが得意な彼はパスタを打ったり、肉まんや餃子を皮から作ったり。私はメイン料理以外を作ることが多いかな。このしらすは生パスタにもすごく合います。きっとピッツァにも合うと思うから、今度“粉男”に頼んで作ってもらおう(笑)」

イラストレーターのこぐれひでこさんが手みやげに推薦!『紋四郎丸』の「釜揚げしらす」

●紋四郎丸(もんしろうまる)
神奈川県横須賀市秋谷1・8・5 
TEL.046・856・8625 
営業時間:9時〜16時、不定休。※1月1日〜3月10日はしらす禁漁期。
電話注文で発送も可能。

  • こぐれひでこ

    こぐれひでこ さん

    イラストレーター

    1947年生まれ。服飾デザイナーを経てイラストレーターに。食や暮らしに関するイラストやエッセイで活躍。『こぐれひでこのおいしい食卓』(海竜社)、『お酒とつまみと友達と』(宝島社)など著書多数。

『クロワッサン』1119号より

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