イラストレーターの木下綾乃さんが手みやげに推薦!『大黒屋』の「郡上地みそ」
撮影・青木和義 文・辻さゆり
大粒の国産大豆の甘味と香り。水の都で作られる味噌。
イラストレーターの木下綾乃さんが4年前に東京から岐阜の郡上八幡に移住して以来、友人や親戚への手みやげにしているのが『大黒屋』の「郡上地みそ」だ。
「自宅近くを散歩していたときに素敵なお味噌屋さんを見つけ、入って買ってみました。こちらでは手作り味噌が身近なのですが、ほかのお店のものよりも味が濃くて大粒の大豆の食感が良く、クセになります。特に千葉に住んでいる義母が気に入り、それまで使っていた関東のお味噌と合わせて使ってくれています」
郡上八幡は豊富な湧水と、徹夜で踊る400年にわたる歴史を持つ「郡上おどり」で有名な街。「郡上地みそ」は、この良質な水と大粒の国産大豆を使い、昔ながらの製法で1年半かけてじっくりと発酵熟成させた手作りの豆味噌だ。
「お味噌汁に使うのはもちろんのこと、5歳になる子どもはマヨネーズと和えて野菜につけて食べるのが好きです。夏はけっこうな頻度で川で遊ばせるのですが、川に行くときに絶対に必要なのがこのお味噌。川で遊んであがった後、キュウリにつけて食べます。塩分もしっかりあるので、熱中症対策にもなるんです」
文房具好きとして知られる木下さんだけに、いくつかの商品を組み合わせて手みやげにするときは、文章とイラストを書いたポストカードを添えることが多い。
「先日、小学1年生になった友人のお子さんにハンカチを、友人にはこのお味噌と蜂蜜をセットにして、うちの子どもとメッセージカードを作って贈りました。友人の中で岐阜に住んでいるのは私だけなので、東京で渡すときは、地方の特色が出るもの、東京では手に入らないようなものを持って行くようにしています」
近々、家族とピースボートで世界一周のクルーズの旅に出るという木下さん。
「長期の旅だから日本の味が恋しくなるかも。このお味噌も持って行こうかな」
●大黒屋(だいこくや)
岐阜県郡上市八幡町本町837
TEL.0575・65・2071
営業時間:8時30分〜18時、水曜休。
通信販売あり。https://kanekodaikokuya.shop-pro.jp
『クロワッサン』1118号より
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