庭仕事をもっと楽しく、便利に。植物との暮らしを彩る道具案内。
気分の上がる機能的でおしゃれなアイテムからお気に入りを見つけて。
撮影・青木和義 スタイリング・池田沙織
【作業中も心地よく。丈夫で頼れるアパレル雑貨。】
[AMPIANA]ラフィアハット
暑さや紫外線対策も、しっかりしたい。マダガスカル産のラフィアを手作業で編み込んだ麦わら帽子は、大きなツバが特徴。立体的な曲線を描いており、首の後ろまでカバー。
[NICOTAMA OUTDOOR CLUB]フルエプロン
都心と自然がミックスされたライフスタイルが広がる街、二子玉川を拠点にするブランドが作る、シンプルなエプロン。膝下まで丈があるので、庭で膝をついて作業しても服を守ってくれる。
[ELEMINIST]再生綿 アップサイクル軍手
糸くずやワタを職人の手で編み直し、心地よい手触りに。ガーデン用には「中厚」タイプ(左)が、ブロックやロープなどを使うときには「強耐摩擦」タイプ(右)がおすすめ。
[Briers]ラバーブーツ
ガーデニングの本場・イギリスで生まれ、その高い品質から世界中にファンを増やしている園芸ブランド。長靴は天然のゴムで作られており、土や泥もつきにくく、靴底は長時間履いて作業しても疲れない形状。
[DULTON]マルチパーパス ツールバッグ
ハサミ1本が入るサイズからジッパー付きまで、デザインの異なるポケットが多数ついた3面構造。肩からかけても、腰に巻きつけてもよし。ワックスコーティングした生地感もかっこいい。
[LABOUR AND WAIT]ツールバッグ
岡山県で織られたキャンバス地のバッグ。丈夫でハサミなどを入れても傷つかず、ごちゃつきがちなツールも、カバンの中や外についたポケットで個別に管理できる。
わたしの愛用品(3)
「ZARA Home バスケット」
【緑に囲まれたインテリアを楽しむ。】
柿崎こうこさん(イラストレーター)
大きな観葉植物は重いので、プラスチック鉢に入れておきたいが、そのままだと見た目がチープ…。それを解決してくれたのがこれ。「肉厚でしっかりした作りで安っぽくないのに、お値段もお手頃! トータルで秀逸なんです」
【まだまだ気になる。あると便利なお助けグッズ。】
[LUMBER JACKS CHAIR]折り畳みイス
植え替えたり、芽を摘み取ったり、観察したり。ずっと屈むのは負担だから座りながら作業をしたいというときに、ちょうどいい高さ。使わないときは折りたたみ、そっと隙間にしまって。
[CINQ]蚊取り線香入れ
これからの季節、庭で過ごす時間を快適にするには、必須のアイテム。フィンランドからやってきたブリキの蚊取り線香入れは、フタや側面に取っ手がついており扱いやすく、あちこち移動できて大活躍。
[GENERAL FURNISHINGS & CO.]水やりチェッカー
「ドライ(乾燥)」「モイスト(適量)」「ウェット(水のやり過ぎ)」の3つの基準で土壌の水分量を測り、水やりのタイミングや量を教えてくれる。水分量が安定し、根腐れや枯れるのを防ぐ。
[REDECKER]リーフブラシ
観葉植物の葉に積もってしまうホコリが気になるときはこれ。葉を挟み込み裏表を一気にブラッシング。柔らかい山羊毛で葉を傷めず、茎を折ってしまうこともなくクリーンに。
[pidät]バードフィーダー
遊びに来る鳥のために餌箱を置いてあげれば、庭での楽しみも倍増。鳥のさえずりが届くかも。ただし、春夏は自然界に充分餌があるので、食物連鎖の邪魔をしないよう、餌の設置は秋冬だけに。
[FER À CHEVAL]ブラックソープ
オリーブオイルから作られた自然由来のソープながら、頑固な土汚れをしっかり落とす。お気に入りの道具が汚れてしまったら、歯ブラシにソープをつけてブラッシングしてみて。
[DULTON]リポットシート
4つ角のボタンを留めて立体に起こし、その上で作業ができるシート。畳んでしまえるので、普段は収納場所をとらず、1枚持っておくと、土作業をした後の掃除を格段に楽にしてくれる。
わたしの愛用品(4)
「カル デ サック ヒバチップ」
【植物は生活に欠かせない癒やし。】
ワタナベマキさん(料理家)
湿気を吸い、消臭・雑草防止もしてくれるヒバチップを、「猫が土をいじる予防にもなるので」と、ワタナベさんは室内の植木の土の上に敷く。水に濡れるとより香りを放つので、上から水をかけても大丈夫。自然に土に還る。
『クロワッサン』1092号より