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高知花巡りの旅で足を延ばしたい、4つの花の名所。

高知には植物の名所が多いのをご存じですか?

撮影・徳永 彩(KiKi inc.) 文・黒澤 彩

六條八幡宮(あじさい神社)

高知花巡りの旅で足を延ばしたい、4つの花の名所。

境内に咲き乱れるアジサイの風情を訪ねて。

高知市春野町はアジサイの花が約5kmにわたって咲く「あじさい街道」で知られる。毎年6月には「あじさい祭り」が催され、ほど近い六條八幡宮では、地元愛好会の人たちが手入れをしている約1500株もの色とりどりの花が参拝客を迎えてくれる。7色のあじさい印の御朱印や、6月限定のあじさい鈴守りも人気。

高知花巡りの旅で足を延ばしたい、4つの花の名所。

●六條八幡宮
高知市春野町西分3522 
TEL.088・894・3814
開花情報はFacebookで。
https://www.facebook.com/rokujouhachimangu/

北川村「モネの庭」マルモッタン

高知花巡りの旅で足を延ばしたい、4つの花の名所。

水面に睡蓮の花が浮かぶ印象派絵画の景色。

画家クロード・モネが「睡蓮」を描いた、フランス北部ジヴェルニーの庭をモデルに造られた庭園。夏に睡蓮の花が咲く「水の庭」をはじめ、地中海風の「ボルディゲラの庭」、四季折々の花を楽しむ「花の庭」と、趣向の異なる3つの庭園が。カフェやギャラリーショップもあり、一日ゆったりと過ごせる。

高知花巡りの旅で足を延ばしたい、4つの花の名所。

●北川村「モネの庭」マルモッタン
高知県安芸郡北川村野友甲1100 
営業時間:9時~17時(最終入園16時30分) 
休園:第1水曜(6月~10月)、12月1日~2月末冬期休園
入園料:一般1,000円 
TEL.0887・32・1233

西川花公園

高知で花巡りを楽しんだ、フラワースタイリストの平井かずみさん。
高知で花巡りを楽しんだ、フラワースタイリストの平井かずみさん。

辺り一面が黄色とピンクに。春を告げる菜の花、花桃、桜。

菜の花に続いて花桃と桜が開花し、桃源郷のような景色に。 地元の人が大切に手入れをして、毎年花を咲かせている。
菜の花に続いて花桃と桜が開花し、桃源郷のような景色に。 地元の人が大切に手入れをして、毎年花を咲かせている。

高知市内から車で40分ほどの山間にある花の名所。菜の花、花桃、桜が咲き揃う3月中旬〜4月上旬には「西川花祭り」が催され、たくさんの花見客が訪れる。地域の人々が植栽して大切に育ててきた約120本のソメイヨシノ、500本の花桃、100万本の菜の花が織りなすピンクと黄色の夢のような景色は圧巻。

●西川花公園
高知県香南市香我美町中西川
開園9時〜17時
協力金500円
問い合わせ:香南市観光協会
TEL.0887・56・5200

牧野公園

高知花巡りの旅で足を延ばしたい、4つの花の名所。

高知を代表する桜の名所。山野草にも出合える。

牧野富太郎博士の故郷、佐川町の城跡にある公園。1902年に、博士が東京から送ったソメイヨシノの苗木を植えたことから、現在でも桜の名所として親しまれていて、山の中腹には牧野博士のお墓もある。博士にちなみ、バイカオウレンなどの山野草も多く植えられていて、野山の自然な風情のなかで咲く花を楽しめる。

高知花巡りの旅で足を延ばしたい、4つの花の名所。

●牧野公園
高知県高岡郡佐川町甲2458 
問い合わせ:さかわ観光協会
TEL.0889・20・9500

\高知といえば街路市!/火曜市(街路市)

小さな朝市で垣間見る暮らしの景色。

高知市民の生活に欠かせない街路市。古くは300年以上の歴史があるという。もっとも規模が大きな日曜市が有名だが、平日にもいくつか市が立つ。

柑橘の皮の砂糖煮など、おやつを買う平井さん。郷土菓子に興味津々。
柑橘の皮の砂糖煮など、おやつを買う平井さん。郷土菓子に興味津々。
その場で食べられる軽食や冷やし飴(温かいものも)などの飲み物も市場のお楽しみ。
その場で食べられる軽食や冷やし飴(温かいものも)などの飲み物も市場のお楽しみ。

訪れたのは上町の水路沿いで開かれている火曜市。旬の野菜や花、餅菓子や手作りの寿司などを売る屋台も。地元の買い物客が多く、暮らしに根づいた温もりが感じられる朝市。

高知市上町4丁目、5丁目 
営業時間:毎週火曜6時ごろ~15時ごろ

『クロワッサン』1092号より

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