お家グリーンで運気は変わる! 風水に基づいた植物の取り入れ方とは？

「運は暮らしている家で300％決まります。とはいえキッチンは家の何向きがよいとか、金色のものをこの方位に置くと金運が上がるなどという、窮屈なことではありません。
夢を叶えたい、成功したいと思ったら、快適な家に暮らすことが大切なんです。
間取りや広さにかかわらず、部屋に植物を置くことは、誰もが取り入れやすい住み心地をよくする方法です。植物のように生命力のあるもの、伸びていく力の強いものを身近に置くことで、気が整い、運気が上向いてきます」

そう語るのは風水心理カウンセラーとして活躍する谷口令さんだ。

生命力が鍵なので、造花やドライフラワー、プリザーブドフラワーなどは風水的にはおすすめしないそう。見ているだけで前向きになれる勢いのあるグリーンや、自分の好きな花、季節の花を飾るといい。

また好みにもよるが、トゲトゲした印象のものより、丸く、やわらかい形のものを選ぼう。散らかっている中に植物を置いても目が向かないため、家をきれいに片づけ、統一感のあるインテリアに整えることも大切だ。

植物をすぐに枯らしてしまう人は、一度プロに相談したり、家の中のどこに置いたらよく育つか、自分で試してみたりすることも必要だという。

「2023年は、風水では風の年。植物が風に揺れながらぐんぐん成長するイメージで、家の中に取り入れてみましょう。楽しみながら実践し、人生に幸運を呼び込んでくださいね」

風水で「気」が入ってくると考える玄関は運気全体に影響を及ぼすが、とくに対人運には関係が深い場所。

「家族が帰宅したときに心が安らいだり、来客時にウェルカムの気持ちが伝わったりする空間作りを意識しましょう。やわらかい暖色系の花や、かわいらしい花を飾るのがおすすめです」。

玄関ドアの正面に鏡がある場合はプラスの気を跳ね返してしまうため、鏡の前にグリーンを置いて気の流れを整える。

家族が一番長い時間を過ごすリビングが殺伐としていると、夫婦仲や子育ての問題が生じやすくなる。できるだけリラックスできる場所にして、安定する運気を呼び込もう。

「ぜひ家族の成長を象徴するシンボルツリーとなるようなグリーンを置いてください。横に広がるのではなく上に伸びるタイプで、背丈ほどの高さがあるものがおすすめ。育っていく木のエネルギーが、家族の健康や繁栄を助けてくれます。インテリアと統一感のある丸い鉢ならば、より一層、気持ちがおだやかになるはずです」。

シンボルツリーは、風がよく流れる位置に置いて。窓際など自然の風が吹くところだけではなく、家族やペットがよく通るなど、空気が動いている場所に置くと、育ちやすい。

私たちは寝ているあいだに運を吸収するため、寝室を心身が休まる快適な空間に整えることで、健康運アップにつながる。

「ベッドサイドに小さいグリーンを置きましょう。土が散らかるのが気になる場合は、水耕栽培のものや、平たい皿に花を浮かべるのもいいですね。枕の向きも気になると思います。健康運アップには、できれば北枕がおすすめ。磁力に逆らわずに寝ることで、良い気が吸収できる吉報位です。朝になったらカーテンも窓も開け、前向きな気持ちで一日をスタートしましょう」。

マイナスの「気」は窓から入ってくると考えるため、頭が窓のほうに向かない位置で寝ること。また、無意識でも不審者が入ってこないか気になるため、寝室の扉が見えない位置に寝るのは避けたほうがいい。

リモートワークで、家で仕事をする人が増えている。

「仕事部屋がなく、リビングの一角やダイニングテーブルで仕事をするときは、家族や寝室のベッドが目に入らない位置に座ります。テーブルの上はすっきりと片づけ、仕事中は花を飾るなどしてオンとオフを切り替えるようにすると能率が上がるはずです」。

仕事部屋がある場合は、パソコンを挟んでシンメトリーに、電磁波をカットするといわれるトラノオなどを置くのもおすすめだ。

キッチン、洗面所、風呂場、トイレなどの水回りは、水あかやカビ、臭いなど、よどみが溜まりやすい。マイナスの気に満ち、運気が下がってしまうので、汚れには注意しよう。

「特に豊かさの象徴である食べ物を扱うキッチンは、風水では金運に直結します。ムダなものは置かずにレンジやシンクはピカピカにしてください。シンクとコンロの間にグリーンを置き『木の気』を取り入れることで、五行のうち水・火・木の流れがスムーズになり、場が整います」