歯触りよく焼いて、半熟卵と一緒に。いんげんとアスパラガスの蒸し焼きサラダ【堤人美さんのレシピ】
野菜がもりもり食べられる上に、ごはんのおかずにも、おつまみにもなる。いいことずくめの温サラダを、ぜひ今年の夏のレパートリーに。
撮影・三東サイ スタイリング・矢口紀子 文・新田草子
歯触りのよい2つの夏野菜を、焼き付けてから蒸し焼きに。添える卵は半熟に仕上げて、黄身をソース代わりに絡めてどうぞ。
【材料(2人分)】
いんげん8本
アスパラガス8本
卵1個
にんにく(つぶす)1かけ
オリーブ油大さじ1
塩小さじ1/3
こしょう少々
レモン1/2個
【作り方】
1.いんげんは筋を取り、斜めに2等分する。アスパラガスはハカマと根元を切り落とし、硬い皮をピーラーで剥いて長さを3等分する。
2.フライパンにオリーブ油とにんにくを入れて弱火にかける。香りが立ったらいんげんとアスパラガスを加え、転がしながら中火で3分ほど焼く。
3.焼き色がついたら塩、こしょうをふって水大さじ2を加え、蓋をして弱火で2分蒸し焼きにする。火が通ったら中央に卵を割り入れ、再び蓋をして1~2分、黄身が半熟になるまで加熱する。レモンを添える。
旨み、甘みが際立ち、量も摂れるあったかサラダ。
火を通した野菜で作るサラダが大好きという、料理家の堤人美さん。
「例えば普通は生で食べることが多いきゅうりも、種を除いて炒めたり。野菜は加熱するとかさが減るのでたっぷり食べられるし、旨みや甘みが増して、生とはまた違ったおいしさが楽しめます。冷たいものが増えて胃に負担がかかりがちな、これからの季節にもうれしいですよね」
しんなりとするのでドレッシングや他の具材が絡みやすくなることも、温野菜のメリットという。
「味がしっかり決まり、野菜が主役でも満足感のある一品になります。ごはんに合わせてもいいし、おつまみにも。献立の幅が広がります」
『クロワッサン』1071号より