在宅介護で利用できる通所系サービスの知識。
文・ 殿井悠子 イラスト・古谷充子
日帰りで利用する介護とリハビリのサービスです。
日帰りで利用するサービスには、主に通所介護(デイサービス)と通所リハビリテーション(デイケア)がある。
デイサービスは特別養護老人ホームや老人福祉センターなどのデイサービスを実施する施設へ通い、食事や入浴、さまざまなレクリエーションなどのサービスを受けることができる。
外出することで他の利用者や施設職員とコミュニケーションでき、家族の介護の負担減にもつながる。
デイケアは医師の指示に基づき、心身の機能維持や回復を図るために理学療法や作業療法などのリハビリを受けることができる。
●デイサービスとデイケアの違い
●自己負担額の目安
「午前中だけ」など短時間でも利用できます。
デイサービスは自宅まで車で送迎があり、施設の中で他の利用者と過ごすことになるが、「入浴は不要」「他の人と長時間いっしょにいるのは苦手」といった場合には、3時間程度でも利用できる。
また、認知症の人に対応した「認知症対応型通所介護」がある。
要介護度が高く、時間が長いほど利用料は高くなる。事業所の規模によっても変わり、規模が小さいほうが細やかな支援が可能なため利用料は高くなる。
要支援の人も「介護予防通所介護」でデイサービスを利用できる。
●通所で利用する地域密着型サービス
●要支援の人が利用できる通所型サービスの例
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※情報は発行時のものです。