作家、画家の大宮エリーさんが、忘れられない音楽とその思い出。
ある曲を聴くと、一瞬でその時代に戻れる。音楽にはそんな力があります。音楽を愛する大宮エリーさんに、大切な歌とその思い出を聞きました。
●「楓」スピッツ
●「晴れたらいいね」DREAMS COME TRUE
●「赤いスイートピー」松田聖子
スピッツの「楓」。この歌を脳内再生するだけで、私はなつかしい日本の良き風景を思い出し、ほっとしてあたたかい気持ちになれる。なつかしさって、時に切なく悲しさを纏うのに、スピッツの曲は前を向けるから好き。
「晴れたらいいね」は、口ずさめばすぐ旅に出た気持ちになる。つらいことがあった時、落ち込みそうな時チャリンコこぎながら大声で歌ったりした。
そして、「赤いスイートピー」。春が来ますね、心に。カラオケによく行った時代はこればかり歌っていた。青春の味ってこんな感じかな。恋心の良さが凝縮されている。
1998年にリリースされた「楓」と「スピカ」が収録されたスピッツのシングル。
1992年にリリースされたDREAMS COME TRUEのシングル「晴れたらいいね」。
「赤いスイートピー」。『SEIKO STORY〜80’s HITS COLLECTION』に収録。
『クロワッサン』1054号より