いつものかぶの白だし漬けがガラリと変わる、簡単スパイス料理【山田英季さんのレシピ】
香りが変われば、いつもの料理の印象もガラリと変わる。スパイスをもっと自由に普段使いするための初級編。
撮影・小林キユウ 文・葛山あかね
かぶの白だし漬け+クミン
クセになる香味、福神漬け代わりにも。
【材料(2人分)】
かぶ(葉付き)4個
塩小さじ1
A[白だし大さじ2、酢大さじ1、水100ml、クミンシード小さじ1]
【作り方】
1.かぶは皮をむいて半月切りにし、塩で揉む。葉は、塩茹でして冷水にとり、水気を絞って3cm幅に切る。
2.保存容器にAを合わせて1を漬け、1時間おく。
もっと手軽にスパイス料理。
「日常的にスパイスを上手に使いこなそうと思ったら、スパイス味の料理にはしないこと。これがミソです」
スパイス使いに長けた山田英季さんの言葉に一瞬「そうなの?」と耳を疑いつつも続きを聞くと、「とくに日本人はスパイス感が強すぎれば途中で飽きてしまったり、食べづらかったりして、また作ろうとは思わないでしょう。だから、まずはスパイスそれぞれの個性を知ることから始めましょう」。
今回、教えてくれたのはおなじみの家庭料理。いつもの味にプラスするからこそ、スパイスの味や香りがよく分かるし、個性を知れば、スパイス料理の幅がもっと広がります。
『クロワッサン』1045号より