【試して納得】お湯だけで洗えて肌に優しい、特殊ゴム加工のボディタオル。
撮影・黒川ひろみ 文・板倉ミキコ
子供特有の悩みと思っていたのに、大人になっても未だ私を悩ませる汗疹……。猛暑が続く最近の夏は特に厄介です。
汗には、肌の刺激となるアンモニアや塩分が含まれているので、汗をかいたらこまめにふき取るのはもちろん、お風呂時間には、多量に汗を掻くと詰まりやすい、汗腺に溜まった老廃物を取り去らなくてはいけません。でも、かゆみなどが起こってバリア機能の落ちた肌は、優しく取り扱わなくてはいけないデリケートな問題。
そこで私のお風呂グッズに仲間入りしたのが、こちらのボディタオルです。
シンプルなタオルですが、特殊ゴムの微粒子が加工されています。ゴムには、汚れをずらすスムーズな摩擦力と、油を吸い寄せる吸着力があるんです。
だから、水に浸したタオルで優しく撫でるように肌を拭くだけで余分な老廃物は取り去られ、肌に必要な皮脂は取り過ぎない絶妙加減のボディ洗浄が叶います。
ボディソープや石けんを使わずともスッキリできるので、汗疹だけでなく、なるべく肌に負担をかけずに体を洗いたい人には最適な一枚です。
購入当初はパリッパリで、まるでヘチマのボディスポンジのような感触でした。
「これだと肌には強いかな」と思いましたが、パッケージの説明通りにぬるま湯に浸してよく揉みほぐすと、なるほどなるほど。普通のタオルより、多少肌に当たるようなちょっとゴワゴワした感覚がありますが、このゴムの触感が心地良いのです。
さらに、タオルの表がパイル地、裏がガーゼの2重構造になっていて、微妙な触感の違いを使い分けられるんです。かかとや肘、皮脂腺が多い背中など、しっかり洗いたい場所は心地よい刺激のパイル地を、顔やデリケートなエリアは優しい肌さわりのガーゼを使うことにしました。
このタオル、病気などでお風呂に入れない時にも大活躍。水に濡らして首元や背中を拭けばすっきり爽快。最近の日本では避けて通れない、災害時の水不足の時も役立ってくれそうです。(ライターMikiko)