「ロフト」をどう整理・片付ける? プロの解決術。
家の中の”ブラックボックス”、片付けのプロはどう解決している? ライフオーガナイザー(R)を育成している日本ライフオーガナイザー協会代表理事の高原真由美さんに、下村志保美さんの自宅の実例を紹介してもらいました。
文・板倉みきこ 写真は本人提供
ブラックボックス【ロフト】ロフトの不用品を徹底的に処分し 簡易的な寝室を増設。
[きっかけ]
夫がリモートワークになり、自宅でネット会議などが増えて仕事用スペースが必要になった。ただ、リビングダイニングでは家事に支障が出るし、夫の仕事は時差のある海外とのやり取りも多く、寝室だと睡眠の妨げに。そこで、ロフトスペースを私の寝室に変更することに。ロフトには、季節外の布団、いつか使うかもと取ってあったスキーウェアやアルバム、手放すタイミングを失ったゲーム機にいたるまで、〝とりあえず〟の荷物が山積み状態だった。
[解決策]
仕分けしてみると、場所があるから長期間置いていただけのものが多く、これを機会に処分・整理。アルバムはデジタル化すればいいし、そのほかも結局使わないと判断し処分。季節外の布団は、クリーニング後に預けるサービスを利用するという考えに。
[学んだこと]
我が家は、もともとロフトを使う明確な目的がなかったと気づいた。スペースがあればモノが片づくのではなく、何を入れるか、目的を最初に決めてから収納場所を作らないと逆効果に。
4畳半のロフトスペースに、雑然とモノが置かれた状態だった。
残しておきたい少数の思い出グッズのほかはほとんど処分。簡易ベッドやスタンド照明を持ち込み、快適な寝室に変貌。
『クロワッサン』1041号より
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