【和田裕美のお悩み相談】ママ友のマウンティングにうんざりです。
<お悩み>
私には現在4歳の幼稚園に通う娘が一人います。娘の教育環境を考え私立の幼稚園に入学させましたがそこで待ち受けていたのは「ママ友のマウント」です。よくドラマなどで見かける光景ですが、現実世界にそんなことあるのかと思っていた自分もいました。しかし実際に人を品定めのような目でみて比べ、「自身の価値」について語りはじめるママ達を相手にして過ごさなければいけないことに辟易しています。
例えば、「今日パパが○○のバッグを買ってきてくれたんだけど~、あらムニエルさんのところはそのバッグどこの?」「今日は娘をヴァイオリンのレッスンに連れて行かなければならないの~」など。ハイブランド、高級そんな言葉を連想させる話を幼稚園バスのお迎えの度に聞かされます。最初は「ああ、またか」と思っていたのですが、最近は夫のことについても言及してくるようになりました。「ムニエルさんのところは会社員なさってるんですね~」と。
私の夫は一般企業の会社員をしておりますが頑張って働いて私たちを養ってくれています。このような「ママ友」達の私の家族にまで品定めするような発言は日に日に私の心を蝕んでいくのです。そんなママ達ですが、その子供たちはとっても良い子たちばかりで、今のところ私の娘はなんの影響も受けておりません。しかし、「ママ友」達との付き合いは暗黙の了解ですので私から彼女たちを避けることはできないのです。この現状をどう解決すればいいのか分からず困り果てています。助けてください。
(ムニエル/30代女性/進学を機に上京。地元は秋田県です。)
和田裕美さんの回答
えっ!「今日パパが○○のバッグを買ってきてくれたんだけど~、あらムニエルさんのところはそのバッグどこの?」とかいう人がほんとうにいるんですね!
まさにドラマのセリフみたいです。ちょっと実物を見てみたい気がします。(笑)
ムニエルさん、すごくしんどいですよね。おつかれさまです。
さて、
こういうタイプの方は自分の価値を見出す手段が「子供」「ご主人」「お金(ご主人や家族の)」「自分の外見」など外付けのものしかないんです。つまりが自分自身の内面に自信がない。だから、他人を見下すことで自分の価値を見出してしまうんです。
自分を大事にできない寂しい人たちなんですよ。
もし、ムニエルさんがエルメスのバッグを持っていたとしても「あら〜どこのバッグ?わたしはエルメス〜」なんて恥ずかしくて言えないですよね?(笑)
それなぜかわかります?
それはムニエルさんの場合は“自分のために自分が好きだから持っている”からです。
他人に勝つためにエルメスを買ったわけじゃないからです。
マウンティングする人ってだから自分を愛してない人だとわたしは思うのです。
きっと、きっと、彼女たちにもいいところがたくさんあってご主人やお子様にはいいお母さんなのかもしれませんがこのままでは彼女たちご自身の人間性の成長は完全にストップしてしまいます。
だからわたしからしたら、嫌な人だな……を通り越してほんとうに残念な気持ちになります。
で、こういうことを理解してムニエルさんの今の「心の状態」をちょっとだけ軽くしていきましょう!
ほんとうはそんなストレスから離れて「もう、一人でもいいや」と思えたらいいし付き合う人を選んだらいいのです。
けれど子供の影響などもあってどうしても仲良くしたほうがいいのならあとは「楽しむ」ことです。
マウント取られても笑顔で「いや〜○○さんにはかないません!ほんとすご〜い」と言って演技します。
キャバ嬢が男性を気持ちよくさせる「さしすせそ」を使って「さすがですね」「知らなかったです!」「すごい!」「センスいいですね」「尊敬します」とオウムのように繰り返すだけです。
(心のなかで“わたしは売れっ子のホステスだわ”と思う)
そこに心をどっぷりはめてイライラするのではなく客観視して「すごい、またマウンティングしてる!!!!」と猿山を見学する人になってしまうのです。(笑)そして、楽しんでください。
褒めるのは悔しいかもしれませんが、「いやだいやだ」と思って作り笑顔でストレス感じるよりも、楽しむ。なぜなら母親のストレスは子供に影響するからです。
また嫌なこと言われたら教えてもらえませんか?
なかなか思いつかないセリフですもん。(笑)
一緒に楽しみましょう!!!
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