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占いを上手に使う。脚本家・中園ミホさんの運を呼び込む習慣。

輝いている女性には、良い気運を呼び寄せる習慣があります。日々の小さなルーティンや、身近な何かを大事にすることなど。ぜひ参考に。

撮影・天日恵美子 スタイリング・西ゆり子、山下 由 ヘア&メイク・三上宏幸(エムドルフィン) 文・一澤ひらり

「占いを上手に使い、気の良いものに触れることで運は開けると思います。」

ワンピース(LEONARD/三井生興ファッションサービスTEL.03-5671-7891) イヤリ ング、ネックレス、リング(以上ABISUTE TEL.03-3401-7124)
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『ハケンの品格』 『ドクターX』など、超大ヒットドラマを続々と生み出してきた脚本家の中園ミホさん。28歳でデビューするまで、実は占い師だった。

「私が30年以上も脚本家でいられるのは占いのおかげなんです。これまで人生のあらゆる場面を占いの教えで決断してきました。脚本家になったのも、運気の勢いが弱まる直前に私の占いの先生から『勝負するなら今でしょ!』って、背中を押されたからなんです。占いは自分の人生を輝かせ、幸せになるための最強のツールです」

そのことを知ってほしくて、60歳になった時に中園さんは占い師としての活動も再開。12年周期で運気の流れを見る四柱推命と気学をベースにした独自の数気学で占っている。

金運はお財布に宿るもの。 お金のある人からもらうとアップ。

「人生には運気の波があります。そのうねりを占いで知ることで、試練も乗り越えられるし、『ここが決め時!』というところで背中を後押ししてくれる。だから絶対的に運がいい人も悪い人もいません。いかに運気の波に乗るかが大切で、そのタイミングを教えてくれるのが占いなんです。人生に上手に生かしてほしいと思いますね」

うまく乗るには、人の力を借りるのも方法だ。たとえば、金運をアップしたいなら財布に頼るといい、と中園さん。

「私の占いの先生から、金運はお財布に宿るからお金持ちからもらうといいと聞いていたんです。作家の林真理子さん原作の『不機嫌な果実』を脚色した頃、小さなマンションを買ったら、カーテンもつけられないほどスッカラカンになってしまったんです。それで林さんに事情を話して、『林さんの金運にあやかりたいので、使い古しでいいからお財布を頂けませんか』ってお願いしたんです。そうしたら気前よく、まだ新品のドルチェ&ガッバーナのお財布を下さいました」

すると1カ月ほどで効果が表れて、カーテンもエアコンもつけられるようになり、ドラマもヒットして、お金の入り方が華やかになってきた。

「劇的に金運が良くなりました。気がついたら、プラダでスーツを買っていたんです。お金の使い方も、お財布を下さった方に似てきますね(笑)」

その後も、林さんからジル・サンダーやボッテガ・ヴェネタの財布を頂くことができたそう。

「その都度に金運が上がるので、お財布と金運は直結していますね。ただ、何年も使っていると運気が落ち着いてくるから、そんな時にお財布を替えればいいと思います。お財布の色は黒や茶や緑がおすすめ。人間観察が職業病というか、私は人のお財布をつい見てしまうので、お金持ちは圧倒的に黒か緑のお財布が多いですね。もっとも黒は落ち着いた金運になるので、お金が潤沢にある人に向いています。二つ折り、長財布で言えば、半々でしたから、こだわらなくていいと思います」

金運と並んで、あるいはそれ以上に日本人にとって、一生の幸せに大きく関わるのが印鑑だ。

「実印、銀行印、雅号印など6本を、日本印相学會(いんそうがっかい)の太田淸文(せんぶん)先生に作っていただきました。このハンコを押すと本当に気持ちいいんです。気合が入るし、運気が上がるように思います」

印鑑が日本の公的手続きからなくなっていくのは世の流れ。しかし実印を押す時の覚悟はとても大事だと思うから、ここぞという時には必ずお守り代わりに印鑑を持って出る。

お札は上向きに入れます。 出て行っても入ってくる。

占いを上手に使う。脚本家・中園ミホさんの運を呼び込む習慣。

「お札は下向きに入れるとお金が貯まると言われますが、私は上向きに入れています。金は天下の回りもの。出て行けば入ってきます」

私の占いの原点は、14歳の時に写した手帳。

占いを上手に使う。脚本家・中園ミホさんの運を呼び込む習慣。

「中学生の時に今村宇太子(うめこ)先生に占いを教えてほしいと頼み込んで、その時、先生のノートを書き写したんです。今も大事に使ってます」

捺印する時の気持ちよさ。これが一番大事です。

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実印だけでなく、銀行印や認印など一式を袋に収めている。下の印影は雅号印。「色紙にサインをした時などに押しています」

まずは地元にある氏神様にお参り。 プラス、ご縁がある神社を大切に。

そんな中園さんにとってまさに神頼み、事あるごとにお参りするのが、東京・日枝神社の中にある猿田彦神社。

「2年ぐらい前に対人関係でちょっと困ったことがあって、信頼している霊能者の先生に相談したら、『猿田彦様にお願いしてみなさい』と言われたんです。そうしたら、びっくりするほどうまく解決できたので、猿田彦様に勝手にご縁を感じて、何かを始める時には必ずお参りします」

まずは地元にある氏神様を大切にすることが第一。それから自分とご縁ができた神社を敬うのが基本の心得だ。

「この不安定な時代、誰もが何かにすがりたいじゃないですか。私は、神様はもちろん、西洋占星術やほかの占いも見ます。それが人生を前向きにしてくれるなら文句なし。みんなが幸せに、元気になるために占いはあるんですよ」

日枝神社は親戚の氏神様というご縁が。訪れるごとに気分が上がります。

占いを上手に使う。脚本家・中園ミホさんの運を呼び込む習慣。

日枝神社の境内にある猿田彦神社へは、千本鳥居の稲荷参道を通ると近道。「鮮やかな朱色がとてもきれいですね」

物事を良い方向へ導く、猿田彦神社でパワーアップ。

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日枝神社の末社で、山王稲荷神社、猿田彦神社、八坂神社が並んでいる。猿田彦大神は天孫降臨の道案内をしたことで、道開きの神様として信仰されている。

日枝(ひえ)神社

東京都千代田区永田町2-10-5 
TEL.03-3581-2471
東京メトロ赤坂駅から徒歩3分。国会議事堂のほど近く、都心に鎮座し、「山王さん」と呼ばれて親しまれてきた。ご祭神は大山咋神。方位除けや縁結び、安産などのご利益がある。

  • 中園ミホ

    中園ミホ さん (なかぞの・みほ)

    脚本家

    東京生まれ。2013年『はつ恋』『ドクターX』で向田邦子賞を受賞。著書に『占いで強運をつかむ』(小社刊)など。公式占いサイト「解禁!女の絶対運命」 https://nakazono-miho.com

『クロワッサン』1036号より

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