【買ってよかったもの】岡山土産には、山方永寿堂の「きびだんご」。
以前、「岡山県の調味料、紅てんぐと紅だるま」で紹介した、グラフィックユニット『COCHAE(コチャエ)』の、すっかりファンになりました。
今度はきびだんご編をお届けいたします。
岡山駅のお土産コーナーに並ぶたくさんのきびだんごの中で、ひときわ目を引くポップなパッケージは、山方永寿堂(やまがたえいじゅどう)のもの。デザイナーはCOCHAEです!
この時点ですでに心をわしづかみにされますが、さらに中の小包装も、芸が細かい。
きびだんごのパッケージって、表に桃太郎や犬猿キジの絵柄がくるものが多いのですが、山方永寿堂の箱には桃の絵のみ。
店のスタッフに伺うと、
「桃太郎」という昔話を改めて知ってもらい、国内や海外に広く伝える一つのきっかけにしたい。そのためにまずは興味を持ってもらうべく、「楽しく食べる」をコンセプトにしているとのこと。
桃から始まって桃太郎が生まれて、鬼ヶ島がでてきてと、まるで物語を読んでいるかのようなパッケージの仕掛けは、桃太郎物語の伝承に一役買ってくれているのかもしれません。
最初に見たとき、まるで絵本を読んでいるかのような楽しい気持ちになりました。
出産祝いや引き出物など、「めでたい」時にもってこいのパッケージがこの「めでたきびだんご」。
開けると、鶴に亀、鯛や七福神などが、眩しいくらいの賑やかさで、祝福してくれます。しかもCOCHAEがデザインした、おめでたいグラフィック折り紙がおまけでついてきます!
見た目だけでなく、味も確かな山方永寿堂は、きびだんごと向き合うこと半世紀以上。全国菓子大博覧会では品質で評価され、5大会にわたり高位の賞を連続受賞という実績もある岡山県の老舗です。
そんな山方永寿堂とCOCHAEの関係は、実は幼馴染という偶然から始まったそう。きびだんご銘菓と新進気鋭のデザイナーがタッグを組んだら、こんなにもワクワクするものが誕生するのか……と、感銘を受けます。
岡山へ行く予定がある方は、山方永寿堂のきびだんごをぜひ大切な人に持って帰ってください。「開けて楽しい、食べておいしい」きびだんご。きっと盛り上がることでしょう!(カメラマンくろかわ)
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