【編集部こぼれ話】佐々木マキさんのご自宅で、絵以外に新たな作品を発掘!?
幼い頃、『すてきなバスケット』という絵本に出てくるあぶらあげがとってもおいしそうに見え、(好き嫌いが多くふだんはあぶらあげなんて好んで食べないくせに)読むたびに「ああ、このあぶらあげを食べてみたいなあ」とつぶやいていました。
佐々木マキさんの描く食べ物は、ポップで漫画的なタッチなのに不思議とシズル感があり、絵心のない私でも「何か違う」と思っていたんですよね。
そして今。お絵かき好きなわが子(6歳)の憧れの存在は、絵本作家。「はやしあきこせんせい」「かこさとしせんせい」「せなけいこせんせい」と、敬称をつけて呼ぶほど崇拝しています。
中でも特にリスペクトしているのが、「ささきまきせんせい」。数十年の時を経て、親子二代であの“あぶらあげ”にうっとりする毎日です。そんな「まきせんせい」に会えることになったのは、もちろん子どもには秘密。
実際にお会いした佐々木マキさんは、穏やかでユーモアに富んだ素敵なお方。今回は京都のご自宅での取材でしたが、その整然かつ温かみのあるお住まいも、人柄そのもののようでした。
とにかく「古いものが好き」とのことで、年代物のカメラや昔の映画ポスターなど、部屋のいたるところにお宝が。でも、同じく佐々木さんの大ファンであるカメラマンと私にとってのお宝は、書棚に並ぶDVD。といっても中に収録されている作品ではなく、佐々木さんの手描きラベル!
小さなスペースにきちんと書かれたタイトル文字……。絵の雰囲気そのもののポップで精緻なラベルを前に、「これは、“マキフォント”、もはや作品だね」と感動し合い、京都を後にしました。
(編集F)
11月25日発売の『クロワッサン』最新号は「乾燥ケアが、今あるシワを救う。」
ここのところ、どうもシワっぽいのは冬の乾燥のせい。
それは確かに真実だけれど、春になって気候がよくなれば調子も復活するから大丈夫、なんて甘く見ていませんか。
乾燥にしっかりと向き合い、冷えた肌をふっくらみずみずしく。寒い間の地道なケアで、今あるシワを深く刻みこまないようにしましょう。
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