【お祝い事編】冠婚葬祭マナーの実力をクイズで試してみよう。
マナーを知っていようといまいと、人生の儀式はおかまいなしにやってくる。そんな「いざ」に備える、大人の心得。多方面でマナーの指導をしている岩下宣子さんに話を聞きました。
撮影・青木和義、谷 尚樹(岩下さん) スタイリング・高島聖子 文・黒澤 彩
【問5】引っ越しの挨拶は2軒隣は必ずしも行かなくてよい?
引っ越しの挨拶は「向こう三軒両隣」といわれるように、2軒隣は必須ではない。「ただ、毎日その家の脇を通ったり、迷惑をかける可能性もあると思うなら、数軒先でも挨拶しておいたほうがいいでしょう」。ご近所さんとは、何かあったときに助け合える存在でもある。挨拶は先手必勝と心得て。(答え…○)
【問6】仲人へのお中元、お歳暮は3〜5年続けたらやめてもよい。
最近は、結婚式に仲人や媒酌人をたてないことも多いが、本来、仲人さんは末長いお付き合いをさせていただくつもりでお願いするものなので、お中元、お歳暮もやめてはいけない。「仲人は、新郎新婦の親の親代わり。夫婦円満で人望のある方に依頼し、一生のお付き合いをさせていただくものでした。現代では、結婚時の上司にお願いするということもあるので、一般的にはお中元、お歳暮を贈るのは数年間でいいとされています」(答え…△)
【問7】新築祝いに赤い花瓶や赤いカップを贈ってはいけない。
「新築祝いで厳禁なのは、火事を連想させるようなもの。もともとは、ストーブ、ライター、灰皿など火気にまつわるものを贈ってはいけないというマナーだったのですが、そこから転じて、赤い品物も火を思わせるからよくないということになったのだと思います」。親しい間柄で、お互い気にしないのなら何の問題もないのだが、気にする人もいるということを考えると、赤いものは避けたほうが無難と覚えておこう。(答え…○)
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