磨き上げられたセンスが光る!カッコいい大人のおしゃれスナップ。
撮影・中村ナリコ、岩本慶三 文・長谷川未緒
「使い込むほどに、魅力的になるものが素敵。」
「小学生の頃から、デニムパンツが好きでした。自由とおしゃれの象徴だと思っています」
と話すのは、布製品のブランドを主宰する勝屋まゆみさん。
穿き心地がよく、どんなときも自分らしくいられるデニムパンツを選ぶことが大切。自らも、使い込むほど魅力の増すもの、愛着が湧くものを作れたらうれしい、と語る。
「心がワクワク・ドキドキすることを大切にしていきたいですね。そうすると、自分が生き生きしてくると思います」
10月25日(金)〜28日(月) 伊勢丹新宿店・本館6階、12月18日(水)〜24日(火) 松屋銀座・7階にて開催されるイベントに出店予定。詳細は「how to live」のHP(https://www.howtolive.biz)で。
「この年齢で得た思いがけない自由に、 服も人生も新しく挑戦中。」(小畑さん)
「伊達に長生きしてないから、 自分流に楽しめるの。」(西村さん)
〈ミナ ペルホネン〉を颯爽と着た、暮らしの中で感じる心地よいものを紹介するお店『call』のふたり。
「主婦でしたが、夫を見送って得た自由に奮起して働くことに。こういうスカートを穿くのも新しい挑戦ですし、お友だちもできて、今が一番楽しいです」(小畑さん)
「スカートは小畑さんからもらった布で作ったの。髪だって自分で切るし、伊達に長生きしてないから何でもやっちゃう。明日はもっといいことがある、と好奇心いっぱいに生きたいですね」(西村さん)
「おしゃれはアイデア。 人と同じじゃつまらない。」
「普通の主婦ですから」と謙遜するが、〈プレインピープル〉のコートに作家もののストールが絶妙な色合わせの竹林和子さん。美術館巡りが好きで、色のバランスは絵画から学ぶことが多い。
リネンのパンツは自作と聞いて、思わず取材スタッフが「素敵!」と言うと、「いくつになってもほめられたいから、うれしいわ」と。
「何でもない日でも、ほかの人とは違うおもしろいものや、はっとするようなものを身につけて、元気に過ごしたいと思っています」
「服は皮膚みたいに、自分を表すものだから。」
「16歳からショートヘアです。長いより、自分らしいと思って」
と、バッグデザイナーの増田飛鳥さん。服も、人間性を覆い隠さず、皮膚のように自分らしさを表現するために着たいと言う。
26年暮らしたイタリアから東京へ戻り、4年前からインドネシアの職人とバッグ作りを始めたことで、肩の力が抜けてきたと語る。
「若い頃は肩肘張って頑張っていましたが、これからは軽やかに、素直な自分でありたいので、もっとシンプルな装いをしたいですね」
「自分には似合わないという思い込みを捨てること。」
パープル&イエローの装いが目を引くスタイリストの大貫まりこさん。年齢を重ねて、発色の良いカラフルな服を着るようになった。
「きれいな色ね、と言われるとうれしいし、気持ちも明るくなります」
世界にはたくさんの色があるから、海外の女性のように、日本の女性も色を楽しんだらいいのに、とも語る。
「もう年だとか、この色は似合わないという思い込みは捨てるのがいいですよね。チャレンジ精神で、自由に好きな格好をしたほうが人生が楽しくなると思います」
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