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あなたの胃腸と相性がいい、運命のヨーグルトを探そう。

何気なく食べがちなヨーグルトだが、好相性のものに出合うと、身体の悩みが改善することも。その選び方とは。

撮影・岡本 潔

体に良いイメージが強いヨーグルト。朝食やおやつとして、毎日のように食べている人も多いだろう。でも、一体何が良いのだろうか。乳酸菌と腸の関係を長年研究している、新宿大腸クリニック院長の後藤利夫さんに聞いた。

「私たちの腸の中には、100種類以上の腸内細菌が生きています。腸内細菌の中で人に有益な働きをするものを善玉菌といい、その筆頭が乳酸菌です。炭水化物を発酵させて、乳酸を出して細菌周りを酸性にするため、この名がつきました。腸の働きを良くし、便秘や下痢を改善してくれます。対して身体に悪い影響を及ぼす悪玉菌はアルカリ性の環境を好みます」

だから善玉菌と悪玉菌は共存するのが難しいのだ。そんな乳酸菌を豊富に含む食品が、ヨーグルト。牛乳等を乳酸菌で発酵させて作る。

「ヨーグルトにはたくさんの効果が期待できます。便秘や下痢を改善するだけでなく、アレルギーを抑えたり、細菌やウイルス、がんに対する抵抗力を高めてくれます。ほかにも体臭や口臭を予防したり、血糖値や血圧、コレステロールの上昇を抑えるなど、いいことずくめ。現在、日本人の死因ランキング1位はがん、2位は心臓病、3位は脳卒中となっています。ヨーグルトにはそのすべてを予防する効果があるので、長寿の食べ物といわれているほど」

新宿大腸クリニック院長の後藤利夫さん。
新宿大腸クリニック院長の後藤利夫さん。
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