肩関節周囲炎
原因と特徴
肩関節周囲炎とは、肩関節が炎症を起こし、痛みや動きの制限が生じている状態です。50代前後に多くみられることから、別名「五十肩」とも呼ばれています。主に老化が炎症の原因とされ、発症してから2週間ほどは安静時や夜間でも肩に痛みや動きの制限がみられます。このとき、あまり動かさないようにすると、動く範囲が徐々に狭くなる原因になります。その後、次第に肩の痛みが軽減し、続いて関節の動きが軽快していきます。痛みや肩の動く範囲がほぼ元の状態に回復するには、通常1年前後かかるといわれていますが、治療内容によっては数年後に再発したり、反対側に同様の症状があらわれたりすることもあります。
治療
保存的療法と手術がありますが、多くのケースでは痛み止めなどの薬物療法、運動療法やリハビリテーションなどの保存的療法が行われます。