心因性難聴
原因と特徴
心因性難聴は、物理的ではなく心理的なことがきっかけで生じる難聴です。大人よりも、子ども(6〜12歳)が発症しやすい傾向があります。具体的な原因としては、学校での人間関係、いじめなどをきっかけに発症するケースが多く、勉強や部活動でのプレッシャーなどから発症することもあるようです。症状としては、聞こえの低下、頭痛、腹痛、食欲不振、ふらつきなどが挙げられます。また、聞こえにくくなっているにもかかわらず、難聴の自覚症状がないこともあるので、子どもの聞こえに異変を感じたら大人が率先して検査に連れて行くことが大切です。
治療
心理面が関与しているため、ストレスを取り除くことが優先されます。半年以上改善しない場合は、精神科医などに相談することも大切です。