関節リウマチ
原因と特徴
主に指や手首などの関節に炎症が起き、痛みや腫れ、変形やこわばりなどを起こす自己免疫疾患です。
本来は細菌やウイルスから自身を守るはずの免疫システムが、何らかの異常によりその矛先を自身の体である関節に向け、痛みや炎症を引き起こすと考えられていますが、実際のところ発症に至る詳しい原因はまだ解明されていません。
外的要因としては喫煙や歯周病などが発症や症状悪化に関係するともいわれています。発症後、早期の症状としては関節の痛みや腫れ、朝の時間帯にはこわばりを感じ、やがて進行すると関節の周りの軟骨や骨までもが破壊され、関節の変形や脱臼、癒合(くっついてしまうこと)を引き起こし、日常生活に支障をきたすこともあります。症状に覚えがある場合は、内科やリウマチ内科を受診しましょう。
治療
関節リウマチは急速に進行するため、早期の診断・治療が重要です。重症度や日常生活への支障等を総合的に判断し、治療には基礎療法や薬物療法、リハビリ、手術を用います。