多発性硬化症 (たはつせいこうかしょう)
原因と特徴
多発性硬化症とは、複数の神経症状が起こる難病です。手のしびれやふらつき、排尿障害、視力や見え方の障害などが症状として多くみられますが、あらわれる症状に個人差が大きいのもこの病気の特徴です。その原因はいまだわかっていませんが、発症に関わる環境的要因として、EBウイルスへの感染や喫煙歴などが報告されています。主な症状に挙がっている病変が、部位を変え、時間を変えて繰り返しあらわれます。
治療
多発性硬化症の治療では、神経症状の早期回復ならびに再発の予防、障害の進行抑制を目的とした薬物療法を中心として行われます。