胆石症・胆管炎・胆のう炎

原因と特徴

胆石症は、胆管や胆のうに結石ができる病気であり、食後の右上腹部の痛みや黄疸、発熱などが主な症状です。胆のうの出口の部分に胆石が詰まると、右の脇腹やみぞおちのあたりに強い痛みが出る「胆石発作」があらわれ、右肩の痛みや嘔吐などの症状もみられます。
この胆石症が要因となって引き起こされる病気が、胆管炎と胆のう炎です。いずれも結石によって胆管や胆のうの流れが滞り、細菌感染を起こして炎症が生じます。胆管炎では、腹痛や発熱、黄疸、寒気、震えなどがみられ、胆のう炎では、発熱と右脇腹の痛みが典型的な症状として挙げられます。どの病気も痛みが強い場合には、早めの受診を検討しましょう。

治療

胆石症の場合、結石ができる場所によって治療法が異なり、経過観察をするケースもあれば、内視鏡を使って詰まった胆石を除去する治療や腹腔鏡手術などの手術、抗菌薬による薬物療法などの治療を行います。

監修

前田裕輔 (まえだ・ゆうすけ)

グランプロクリニック銀座院長

関西医科大学卒。内科専門医、日本抗加齢医学会専門医。

https://granpro-clinic.com/

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