乳腺炎
原因と特徴
母乳をつくり出す乳腺に炎症が生じる病気です。産後すぐからみられ、授乳回数が少なかったり、赤ちゃんが効果的に母乳を吸うことができなかったりすると、母乳が乳腺の出口に詰まってしまうことから、乳腺炎が引き起こされます。この母乳の詰まりが解消されないままになると、赤ちゃんが母乳を吸う際に口を介して乳腺の出口から細菌が侵入し、化膿性乳腺炎になります。すると、主な症状に加えて、38度以上の高熱や脇のリンパ節の腫れなどの症状があらわれるほか、排出される母乳が黄色く粘性の高いものに変化します。
治療
乳房マッサージによって、乳腺の出口の詰まりを解消します。化膿性乳腺炎の場合は解熱鎮痛剤、抗生物質などの薬物療法が行われます。