睡眠時無呼吸症候群
原因と特徴
眠っているときに呼吸が止まったり、低呼吸の状態になったりする病気です。眠っている間に症状があらわれるため、発症していても自覚がない人が多く、家族などに指摘されて発覚するケースがほとんどです。日中の強い眠気や夜間の頻尿が代表的な症状ですが、日中の頻尿や排尿障害などはないことが特徴の一つ。その原因は、肥満による首周りの脂肪や扁桃の肥大、咽頭扁桃の肥大、のどへの舌の落ち込みなどの上気道をふさぐことによる閉塞性のものと、脳からの呼吸のコントロールがうまく効かなくなることによる中枢性のものがあります。
治療
生活習慣の改善指導をはじめ、気道閉塞の改善にマウスピースの使用、鼻から空気を送ることで上気道を開くCPAP療法が行われます。扁桃肥大や咽頭扁桃の肥大の場合は外科的な手術を行うケースもあります。