アナフィラキシー
原因と特徴
食べ物や蜂などによる虫刺され、抗菌薬や鎮痛薬などの薬物などが原因となり、全身にアレルギー症状が出ます。食べ物の場合、卵や牛乳、小麦、ピーナッツ、甲殻類などが原因となることが多く、アレルギーを起こす原因物質と接触してから数分から数十分ほどでアナフィラキシーの症状があらわれはじめます。重篤化すると、呼吸音がゼイゼイしだし、呼吸困難などの症状が出はじめます。さらに血圧の低下や、意識障害があらわれ、心停止に至るケースもあります。アナフィラキシーは、一度症状が改善しても再発し、悪化する場合があるため、注意が必要です。体力が弱まっているときや運動直後などが起こりやすく、強い症状が出やすいのも特徴です。
治療
重症度によって異なりますが、一般的にアドレナリンの筋肉注射が使われます。アナフィラキシーは分単位で症状が悪化する可能性があるので、既往歴のある場合は発症してすぐに自分で対応できるよう、アドレナリン自己注射薬が処方されることもあります。