眠りが浅い・朝だるくて起きられないときのツボストレッチ。
ライター 齋藤優子 イラストレーション 中村久美
朝だるくて起きられない
委中(いちゅう)をストレッチ
場所:膝の裏の真ん中
方法:タオルを土踏まずにひっかけて、膝の裏を伸ばす。無理せず、できる範囲で。足の裏側が気持ちよく伸びればいい。
[ 体の不調にも効く ]
● 熱中症
● 腰痛
● 膝の痛み
● 坐骨神経痛
委中は、すべての臓器につながる通り道にあるツボ。体がまだ眠っている状態なので、ここを中心に伸ばすと、首、肩、背中などが一気に刺激できて、エネルギーや血液の流れが昼の状態に。
眠りが浅くて夢ばかり見る
飛揚(ひよう)を軽く叩く
場所:ふくらはぎのすぐ下。真ん中よりやや外側。
方法:飛揚を中心に、ふくらはぎを心地いい加減で叩く。足のほうに頭のエネルギーが流れる感覚で。寝る30分〜1時間前に行う。
[ 体の不調にも効く ]
● 頭痛
● めまい
● 痔
● 鼻炎
飛揚は、体の熱を冷ますとされるツボ。夢ばかり見るのは、まだ頭のエネルギーが活発なので、その熱が足に流れるような気持ちで叩くといい。叩くことで、血流が促されて、足も温かくなる。
『Dr.クロワッサン 心が弱ったときのツボストレッチ。』
柳本 真弓 監修
定価:850円 (税込)
肩こり、腰痛、ダイエット……、ツボは体をよくしたいときに押すものと決めつけていませんか。
イラっとしたとき、むなしいときなどにも、ツボは効果を発揮します。
心と体は表裏一体なのです。
眠る前に、今日一日の心の疲れもリセットしてみてください。
[ 監修 ]柳本真弓(やなもと まゆみ) 鍼灸按摩マッサージ指圧師、リンパドレナージセラピスト、『目白鍼灸院』院長。
大学卒業後、ひょんなことから興味を抱き、一念発起して鍼灸の世界へ飛び込む。鍼灸師として、さぁこれからという時に、“怖くて電車に乗れない”という試練に遭う。勤務鍼灸師として働いている時も、壁にぶち当たること多々。壁を乗り越えたい! 治療技術に自信を持ちたい! と門を叩いた北海道の師匠の元での修業も終え、何とか鍼灸専門院を開業するまでこぎつける。コンプレックスのかけらもなさそうに見えて、実は、日々あっちで傷つき、こっちでへこみ、ちょいちょい落ち込む。だからこそ患者にも言葉が響き、10年間来院者が後を絶たない。ちなみに、話しぶりもまた、見た目の印象とは裏腹に、かなりあけっぴろげ。「ものすごいクセ毛なんですけど、ブローするのもパーマかけるのも面倒臭くて」というわけで、前髪まですっきりと後ろにまとめたポニーテール姿で、日々治療を行っている。
http://mejiroacu.com
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