たんぽぽ・川村エミコさんが教わった、マイナス5歳の“身のこなし”エクササイズ
撮影・中島慶子 スタイリング・山崎由佳 イラストレーション・村上テツヤ 文・長谷川未緒
「美しい姿勢は疲れると感じるかもしれませんが、じつは逆。ラクだと思っている猫背などのほうが老けて見えるばかりでなく疲れますし、肩こりや腰痛といった不調の要因にも」と語るのは、モデルへの指導で知られる今村大祐さんだ。体幹の整った美しい姿勢は、体に負担がかからず、凛としてエネルギッシュな印象になる。
「美しい姿勢には関節の柔軟さや筋肉がある程度は必要。とはいえジムに通わなくても、ちょっとしたエクササイズを行い、生活の中で美姿勢を意識することがトレーニングになります」
指導を受けたのは、お笑いコンビ「たんぽぽ」の川村エミコさんだ。
「少し心がけるだけで、こんなにも違うことに驚きました。お金をかけなくても若く見えるのは、うれしい〜。これからも続けていきたいですし、みなさんもぜひトライしてみてください!」(川村さん)
美しい「立ち姿勢」を作るエクササイズ
美しい姿勢の基本は、骨格を整え、体幹の筋肉を使うこと。具体的には足首から骨盤、肩、頭が一直線になるようにして、背骨のS字カーブも自然に。丹田(おへその下あたり)を意識しつつおへそを引き込むようにし、お尻や背中など特に背面の筋肉を使うといい。丹田は体幹の中心ともいえる部分で、ここに注意を向けることで体の軸が整う。体の背面の筋肉を使うことは、後ろ重心に導き、前かがみや猫背、巻き肩といった悪い姿勢の解消につながるそう。
「エクササイズは足元から行っていきます。まず膝の外旋・内旋を調整し、骨盤の前傾・後傾を改善。背骨のS字カーブも正しい位置に戻し、最後に巻き肩を直して美しい姿勢に。体に覚えさせるには、まずは3週間、一日数回でいいので行ってください」
1. 膝をつけてまっすぐに立つ
おへそを引っ込め背すじを伸ばし、膝をつけて立つ。手は体の横に沿わせ、遠くを見るように。
2. つま先をこぶし2つ分開く
かかとをつけ、つま先を外に15〜20度くらい開く。この動きが膝や骨盤のゆがみの矯正になる。
3. 膝をつま先方向に曲げながら開く
丹田を意識しつつ背すじを伸ばし、お尻、太もも裏の筋肉を使い、膝を開いて体を落とす。
4. 膝を閉じる
太ももの内側の筋肉を使って膝を閉じる。筋力トレーニングと、骨盤位置が安定する効果がある。
5. そのまま伸びる
おへそ、背骨を意識しながら上に引かれるように立つ。O脚・X脚を改善、背骨のS字カーブが整う。
巻き肩の人は…
6. 手のひらが外に向くように肩からねじる
手を体の脇に沿わせた際、甲が前に向く人は巻き肩。内巻きを外巻きにするように、肩から外側に回す。
7. 外巻きにした肩に手を添え手のひらを内側に戻す
外巻きにした肩をもう片方の手で押さえ、手のひらを戻す。反対側も。最後は肩をストンと下ろす。
美しい「座り姿勢」を作るエクササイズ
骨盤が後傾して猫背で座ったり、膝が開いてしまったり。そんな悪い姿勢は胃腸の働きも阻害する、と今村さん。
「骨盤を立て、丹田を意識しつつ、背すじを伸ばすことが美しい座り姿勢のベース。柔軟な股関節と筋肉もある程度必要なので、そのためのエクササイズを紹介します」
1. 椅子に膝をつけて座るつま先をこぶし2つ分開く
背すじを伸ばし、内ももの筋肉を使って膝を閉じ、つま先を開く。膝まで開くのは股関節が硬い証拠。
2. 脚を床と平行になるまで上げて、下ろす
体幹とお尻・太もも裏の筋肉を使い、両脚を上げる。椅子の端を持って体を支えても。
『クロワッサン』1162号より
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