指輪が抜けなくなりました!【手のむくみ/緊急レスキューストレッチ】
イラストレーション・大石さちよ 文・古屋美枝
指輪が抜けなくなりました!
手の平を上に向け、腕を伸ばし、反対の手で親指以外の指を1本ずつ反らせる。
前腕のつっぱるところを軽くもむ。上の姿勢に戻り、親指以外の指を1本ずつ反対の手で反らせ、指を下にしてだら〜んと下ろす。
手の甲含めて、全体的に厚ぼったいような…
手の甲を上に向け、腕を伸ばし、反対の手で手の甲を持って手前に曲げる。
前腕外側のつっぱるところを軽くもんでゆるめる。上の姿勢に戻り、再び手を軽く添え、手首を下にしてだら〜んと下ろす。
手のグーパーすらしづらい
手の平を上に向け、腕を伸ばし、反対の手で指を持って手のひらを外に反らせる。
前腕の内側のつっぱるところを軽くもむ。上の姿勢に戻り、再び軽く手を添え、手のひらを下にしてだら〜んと下ろす。
+α 仕上げにおすすめ!
最後にグーパーで指を動かすことでより巡りが良くなる。リズム良く10回程度くり返して。
むくみQ&A:ストレッチがむくみに効くのはどうして?
筋肉を伸縮させることでポンプ作用が正常化
「まずは縮んで硬くなった筋肉を伸ばして柔らかくすることで押しつぶされたリンパ管や血管が元に戻り、排出機能が回復します。また、ストレッチで伸ばしていったん血流を抑え、その後一気にゆるめることで血行が良くなります。さらに、筋肉が大きく伸縮するためポンプ作用が働き、間質液がスムーズに排出されむくみが改善するのです」
顔、脚、手の困ったむくみ ゆるめて伸ばして緊急レスキュー
「むくみをすぐに解消したいときは、もんでゆるめてから、だら〜んと力を抜いて伸ばす『ゆるだらストレッチ』がおすすめ。痛みもなく、直後からラクになるのを体感できます」
と言うのは、パーソナルトレーナーのNATSUKIさん。効かせるポイントは筋肉がゆるむイメージを持つこと。
「脳と筋肉は連動しています。無理に伸ばそうとして緊張のイメージを持つと筋肉も緊張して硬くなるし、ゆるやかなイメージを持てば筋肉もゆるむ。脳が筋肉をゆるめるためには『痛くないこと』と『伸ばしかたを明確にイメージすること』が大切なのです」
まず筋肉がつっぱるところを確認し、もんでゆるめ、イメージして10秒伸ばす。この手順でむくみに働きかければどんなときでも最短で、すっきりした顔、脚、手になれるはず!
『クロワッサン』1143号より
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